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子宮内膜増殖症と妊娠希望

専門医Q&A 漢方・鍼灸

子宮内膜増殖症と妊娠希望

2013.5.12

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えりさんさん(40歳)

はじめまして。
現在子宮内膜増殖症(複雑型異型細胞)で、ヒスロンない服をしています。
このヒスロンで症状が落ち着けば、また不妊治療へ戻る予定となっています。
(ヒスロンを飲んで3カ月で、異型細胞は消えたようです)

お聞きしたいのは、私のように子宮内膜増殖症の治療をしつつ、妊娠に向けて何か体質改善などで漢方や鍼灸をすることは効果はありますか?

もちろん、今は子宮内膜増殖症をしっかりと治すことが先決であることは重々分かっているのですが、その先にあると信じている不妊治療で役立つ事をしたい気持ちでいっぱいです。


お話を伺った先生のご紹介

譚定長 先生 (中国漢方薬寿堂)


私は漢方の勉強を始めて四十数年になります。いろいろな病気について勉強してきましたが、不妊症について勉強したきっかけは28年ほど前、結婚して間もなく、私の妻が子宮外妊娠をわずらい体調をくずしたことがあったからです。
お腹を切ることなく、警友病院の甘先生にしていただいた内視鏡による手術のおかげで、術後の回復はよかったのですが、手術を受けるまでに二、三の病院で誤診され、体をこわしていた妻は、本来の体調にはほど遠い状態になっていました。
そこで故郷の中国浙江省杭州の名医、何少山先生の診察を受けに行き、それから二年間、先生の指示通りの漢方薬を服用して体の回復に努めました。そのおかげで現在健康な三人の子供に恵まれました。
そして25年ほど前に私は北京同仁堂病院主任、叢法滋先生の不妊治療を勉強する機会があり、その中で、中国医学と西洋医学をドッキングした中西医合作による最も新しい不妊治療法、周期療法を学ぶことができました。それ以来、月経周期の変化に応じて、薬の服用を変えて体を整えるこの方法を実践してきました。
私が新聞などに連載しているコーナーで、周期療法をご紹介して15年ほど経過しましたが、読者の中で沢山の方々が妊娠、出産され、お役に立てたことを本当にうれしく思っております。



≫ 中国漢方薬寿堂

当店では、ヒスロン(ピル)で無排卵の時は内膜症の漢方薬を一緒に併用します。
もしヒスロンの治療が終わったら、クロミドを併用して周期療法(内膜症を考慮した内容のもの)で妊娠を目指すと良いでしょう。
また、治療と同時に夕食を軽くするなど、体重のことも考えて頂きたいと思います。
極端なダイエットは考えなくても、体重は110kgであれば当然減量していく必要はあります。


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