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気を付けても治らない冷え性。改善方法を具体的に教えて!

コラム 妊活

気を付けても治らない冷え性。改善方法を具体的に教えて!

2014漢方

2015.4.3

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相談者

うさ さん(38歳)


【不妊の原因:不明・高プロラクチン】
○なんだか疲れやすい
○胃腸が弱い
○朝、起きることができない
○少し動くだけで汗が出る
○冷え性である
○月経前になると乳房や下腹部が張る
○下痢と便秘を繰り返す
○ゲップやおならが出やすい
○抜け毛や白髪が多くなってきた
○爪がもろく割れやすい
○めまいや立ちくらみがよくある
○湯船にゆっくり浸かれない
○肩こりや頭痛が慢性的にある
○レバーのような経血の塊がでる
○とくにおなかや下半身が冷える
○冷たい飲み物・料理は苦手
○太りやすい
○いつも眠い




食と運動と休息をうまく組み合わせることで冷え性や気になる症状の体質改善ができる


東洋医学的にいうと「肝気鬱血」のようですね。レバーのような経血がでるという点から「?血」体質であり、血のめぐりが極端に悪い状態がわかります。また胃腸が悪いようなので、冷たいものは厳禁です。飲酒や揚げ物など、胃にもたれる料理は控えましょう。

冷え性の体質改善にはショウガのしぼり汁とはちみつでつくるショウガ茶がおすすめです。ショウガは漢方では「乾姜」といわれ、薬の原料にもなるほどで、冷え性改善にはとてもよい食材です。


交感神経機能が落ちている人は運動をしていないケースが多い


お爪がもろい点、めまいをおこす、肩こりなどは冷え性が改善されるとかなり良くなります。湯船にゆっくり浸かれないのは、お湯の温度が高すぎるからでは? ぬるめのお湯で半身浴を。衣服は腹巻を着用し、腰上までの大きめのパンツなどをはき、長めのスカートやズボンを着用します。ミニスカートは厳禁です。

太りやすい、いつも眠いなどの状態は交感神経機能が落ちている状態です。最近ブームの「自律神経ダイエット」を実践すると体質が変わっていくと思われます。

交感神経機能が落ちている方は運動をしていないケースが多いのですが、うささんはどうですか? 当院で採用している最新加圧VRC駆血療法は5分で終わり、運動の疑似体験にもなります。5分で終わるため鍼の前のプレウォーミングとして使用しています。

加圧トレーニングは妊娠しているとできませんが、これは加圧も1分ほどしか行わないので安全ですし、たった5分で暑いと感じるほどの血流改善効果があります。

この後、鍼灸治療、整体を行います。また不妊症クリニックで30件以上採用されている、サンビーマーを使用したり、よもぎ蒸しなどもご利用いただけます。


脚をよく動かして、むくみの改善を心がけるだけで、妊娠しやすい体質になることもある


下肢の筋肉をつけると女性ホルモンの分泌がよくなりますので、ウォーキングをしっかり行いましょう。また、女性器に効くツボは下肢に多いので、脚をよく動かして、むくみ改善を心がけるだけで、妊娠しやすい体質になることもあります。さらにバランスボールに乗って、お尻をぐるぐる回すだけで、骨盤矯正になり、子宮、卵巣を内在する骨盤内の血流が良くなります。このように体質改善は食と運動と休息をうまく組み合わせることで完結します。




永井 奈津子先生


針灸師、理学療法士、不妊カウンセラーVRC加圧トレーナー 北京中医薬大学研修 東京都針灸師会所属、経絡治療学会、全日本針灸学会所属。総合病院などでの臨床経験ののちに開院。平成20年に運動と治療の両輪で改善をめざす、女性専門サーナ治療院開業。患者さまの多様なニーズに応えることを心がけている。未妊にはVRC加圧と子授け鍼で最高年齢46歳の方の懐妊にも貢献。





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