血液力を高めて冷え性を改善することが妊娠力につながる
冷え性とはどのような状態を言うのでしょうか。身体のほかの部分は暖まっているのに、ある部分だけ冷えているような感じが続くことです。言い換えると「血行不良」とも言えます。この冷えている感じが続くことが多いのは手や足の先など末端に多く見られます。血液の巡りが悪くて毛細血管まで暖かい血液が回らなかったり、外の気温の低さから毛細血管が縮み元に戻らず血行が悪くなると、血液の行き届きにくい手や足の先に影響がでます。
人間の身体は毛細血管を使って体温を外へ逃がさないようにする機能があります。 ところが、毛細血管に血液が行き渡らない状態が続くと、血管が収縮するためその部分は冷たくなってしまうのです。
毛細血管は全身の血管の99%を占め、酸素と栄養を体のすみずみまで送り届ける大切な働きをもっています。その毛細血管が加齢とともに減少していくのです。皮膚の毛細血管を調査した研究ですが、60~70代の人は20代に比べて、毛細血管が4割も減少していました。
そうならないために、毛細血管の減少や劣化を防ぐことですが、そのカギが「血液力」です。日ごろから十分な血流があると、健康な毛細血管を生み出してくれます。
冷え性の診断は末端のツボを押さえて行います。冷え性の方は血流が悪いので、末端のツボを押さえると血が巡らなくなります。このような状態では血管が収縮し血流も悪くなっていて十分な血液が体全体に巡っていません。もちろん、このような状態を続けていれば、毛細血管も減っていきます。
肝臓や肺など、臓器の毛細血管が減れば、さまざまな機能低下や病気が起こる可能性もあります。もちろん卵巣や子宮といった生殖器にも影響します。というのも、血流が悪いと体温が低くなってしまうからです。病原菌やウイルスに立ち向かってくれるリンパ球などの免疫細胞が元気に働くのは体温が37度くらい。それが1度下がるだけで働きは衰えてしまいます。つまり、冷え性は健康な状態ではないと言えるのです。冷え性の方が妊娠力をつけるには、まず、冷え性を治して健康度をアップすることです。
そのため当治療院では、鍼治療の前に軽いスクワットをしてもらうのですが、これが効果的です。また、鍼灸をしながら食事指導もしています。当治療院には管理栄養士がいますから、その方の体質に合わせた食事指導を行えます。食事は体の内側から健康にするので、鍼灸の効果も倍増します。特に妊活の方には玄米食をおすすめしています。
血液力、冷え性改善、妊娠力は、妊活にはどれも欠かせない要素です。そのために当治療院は鍼灸治療だけでなく、食事や運動などの生活習慣までオーダーメイドの治療が受けられます。
院長 永井奈津子 先生
早稲田医療専門学校卒業
15年間 総合病院や老人施設での治療マッサージをおこなう。
神楽坂のサロンでアロマセラピーを実践。
日本橋人形町にセラピーサーナ(当院)を開業。
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