睡眠と成長の関係は?【寝る子は育つ】は本当?
コラム 子育て・教育
寝る子は育つと、よくいいますが、これはどうやらただの言い伝えではないようです。医学的にも確固たる理由があるのだとか。そんな、素朴な疑問に、医師が答えてくれました。
子どもだけではなく大人も寝ると育つ!?
寝る子は育つというのは本当の話です。寝る子は育つというのは、じつは子どもだけではなく成人にもあてはまります。 睡眠不足でストレスにまみれていると、痩せてガリガリになるケースが多いことからも、寝ることでしっかりと体力を温存でき、体格もよくなることは察しがつくことと思います。
ストレスによる体系差は地域にも出ている
私は医師として日本のあちこちで仕事をしてきましたが、東京は非常にストレスがたまった人が多く、特に満員電車にゆられて通勤をしている人や将来に不安をかかえた若者には「痩せすぎでは?」と思わせる方が多いのが印象的でした。
いっぽうで、時に思ったことを口にしたり、笑顔が耐えない生活を送っている関西人には、適度にふくよかな方が多いような印象を受けました。子どもにそれをあてはめると、やはりストレスのかかっている子どもは不健康に育ちます。そういう意味でも健全に育つ上では、十分な睡眠をとりストレスをリセットすることが重要なのは、当然といえそうですね。
大学生も、アグレッシブな子ほどよく眠る
大学生の体育会系の方々を見ていても、部活動にアグレッシブに参加している学生ほど授業中によく寝ています。そして、たとえ大学での成績はそれほどよくなくても社会人になってからは、学生時代に鍛えた体で厳しい資本主義の世の中で成功を収めていくわけです。
実際、高学歴で頑丈な体のビジネスパーソンほどよく寝ます。頭をそれだけフル回転し、よく動くために疲労がたまり、気がつけば倒れるように寝ているというケースが多いようです。
野外活動が多い子どもはよく寝て、よく育つ
子どもも同様に、野外活動が多く学校などでも友達と常に運動場で遊んでいる子やちはよく寝ます。いっぽうで、赤ちゃんの場合は、もともと脂肪が多くてふっくらしている体型ですが、寝れば寝るほど運動量も減るので、そのぶん体重が増え、「よく育つ」印象を受けます(赤ちゃんの場合は大人と比較し、高脂血症などはあまりリスクもないので、肥満は問題ないでしょう)。
医師からのアドバイス
睡眠には、ストレスを一時的にゼロにする働きがあります。ストレスとは、よく動き、勉強や仕事をしているだけでもかかるものなので、大人だけではなく赤ちゃんにも、学童期の児童にだってかかるものです。これが持続的に加わってしまうと体の不調の原因になってしまうので、一度リセットしなくてはなりません。そのためにも睡眠は欠かせないのです。
そうして、日々リセットすることよって、ストレスが自分自身の成長の肥やしになるわけです。だからこそ、よく寝る子どもはじつによい成績も残すし肉体的にもすくすくとよく育つのですね。
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