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子どもの熱中症に。手作り経口補水のススメ

コラム 子育て・教育

子どもの熱中症に。手作り経口補水のススメ

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2016.6.30

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子どもの熱中症に。手作り経口補水のススメ


毎日暑いと、熱中症が心配ですね。特にお子さんは、細胞の水分量が大人と違うため、脱水や熱中症になりやすいといえます。そこで、今回は、脱水や熱中症を防ぐために有効な経口補水液について、医師が伝授!


そもそも経口補水液って何?


脱水や熱中症の治療には、体に水分を補うために点滴が行われます。体に針を刺さない飲む点滴といわれるのが経口補水液です。経口補水液は、体にとって、水分が吸収しやすい割合で構成されているために、脱水を防ぐのに効率的。


スポーツドリンクとの違いは?


経口補水液とスポーツドリンクとの違いは、糖分が少なく、塩分が多いために、下痢や汗などで失われた水分を調整するのに適していることです。また、スポーツドリンクは糖分が多いために、飲みすぎや、一気に飲むことによって糖尿病の発作などのリスクがありますが、経口補水液ではその可能性が減ります。経口補水液はドラッグストアなどでも購入できますし、なんと自分で作ることも可能!


自宅で作れる経口補水液、3つのポイント


1:基本の作り方
水1Lに対して、砂糖を40g(大さじ4と1/2)と、塩を3g(小さじ1/2)とを混ぜて溶かすだけ。2L分を作りたいときは、この分量の倍、500ml分を作りたければ、分量を半量にします。塩味が強く、飲みにくければ、レモンやオレンジなどの果汁をしぼってくわえると、風味がよくなり、飲みやすくなります。
2:急いでいるときは……
コップ1杯の水に、塩ひとつまみと砂糖をひとさじほど加えて混ぜるだけでもOK。
3:味が苦手で飲みにくい場合
100%のジュースを使って作ってもいいでしょう。その際は、砂糖は加えず水と塩だけを加えて、よく混ぜてください。


【医師からのアドバイス 】


お子様に飲ませる際は、まずスプーンに1杯分を口に含ませ、その後5分後に2杯、さらに5分後に倍、というように徐々に増やしていくと、ゆっくり吸収されていき、点滴をしているのと同じ状態になります。経口補水液を上手に活用して、熱中症を防ぎたいですね。

(監修:医師 あい先生)




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