心の玉手箱 Vol.33 「排卵日には夫婦生活をと思えば思うほど、お互いがプレッシャーに悩み心が離れていきそうで不安…」
コラム 不妊治療
秀子先生に助言をいただきました。
投稿者:ひっしーさん(パート/アルバイト・34歳)
今週病院でタイミング法の指導を受け、排卵検査薬を初めて使用。陽性が出たので当日タイミングを取ろうと思いきや、主人は急な飲み会で帰宅が遅く、それでも何とかトライしたものの主人の気持ちが上がらず失敗しました。翌日もまた飲み会で帰宅、お風呂でのぼせてトライできず…。どう考えても避けられているみたいで、まだ一周期なのに、今後が思いやられます。排卵に合わせてしなきゃと私が焦ると、それが主人にはプレッシャーになるようで、今後普通に性交できるか不安です。どうしたらうまく関係がもてるのでしょうか。
投稿者:のりさん(主婦・39歳)
このような場合、かなり高い確率で、タイミングによる、夫側の「妻だけED」パターンになります。それを避けるためには、手っ取り早く人工授精(AIH)をおすすめします。レスになると、元に戻るのがとっても難しいです。今なら、妊活と夫婦生活は別にできると思いますよ。双方ストレス溜めてからのステップアップもなんだかんだ大変ですよ。
投稿者:ピッピさん(会社員・35歳)
旦那さんの気持ちになってみる。言葉で言ってみる。今日病院で、この日にしなさいって。種馬みたいでいやだって思う人もいるんだって。やっぱりそういうもの? でもさー女性だって、したい時にしているわけじゃないんだよー。しないと絶対にできないからさ、どうしようね~。私は先回りして、あなたも大変だよね、を伝えるようにしていました。もともとの性格はあると思いますが、文句を言われたことはないですし、よし任せろ! みたいな感じでした。夫婦の数だけ、答えはあると思います。ご参考になれば。
ご主人だって 奥さんの気持ちに 応えようとしています
夫婦生活をもつには 相手の事情を思いやる 気持ちのゆとりが必要
「排卵日が重たい」と ご主人が思わないよう やさしく誘ってみて
「子どもが欲しい」と思った時に女性が陥りやすいのは、セックスを妊娠の手段として捉えすぎてしまうこと。「射精さえしてくれればいい」「ダメなら人工授精もある」と女性が思っても男性は案外ロマンチスト。相手を思う心がないと気持ちはどんどん離れていって、妊活も女性のひとり相撲に終わってしまいます。今の段階では、ご主人にとって人工授精という言葉も重いかも。あなたが重たく思えば思うほど、ご主人にとって排卵日が負担になり逃げたくなってしまうかもしれません。だからご主人を妊活のステージに引っ張り上げたいと思ったら、自分の体のリズムを知り、軽く、やさしく誘ってみることから始めてみませんか。もちろんいざという時のために、ご夫婦で人工授精の勉強もしましょうね。
出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.37 2018 Spring
≫ 掲載記事一覧はこちら
関連記事
-
心の玉手箱 Vol.21 「排卵日を気にせず、ご主人とは自然に夫婦生活を送りたい。でも、そう思えば思うほどどうしても気になって…」
コラム 不妊治療
-
治療中のつらかった思い出を、封印していたのかも 子どもってなんでこんなにかわいいんだろう…。 夫婦だけの生活がずっと続くと思っていたけど、 欲しいと思った瞬間から、大変な治療が始まりました。
コラム 不妊治療
-
心の玉手箱 vol.36 「これまで非協力的だったご主人から「子どもをつくりたい」と思いがけない言葉が。」
コラム 不妊治療
-
戸惑い、紆余曲折しながらも決断。そして今思うことは“体外受精をしてよかった。”
コラム 不妊治療
-
やれるだけのことはやろう。後悔したくないから、これが最後と決めてアメリカで治療を受けることにしました。
コラム 不妊治療