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【Q&A】超低AMHの妊活方法-浅田先生

専門医Q&A 不妊治療

【Q&A】超低AMHの妊活方法-浅田先生

閉経間近と言われ、どのように妊活を進めたらよいか悩んでいます。浅田レディースクリニックの浅田先生にお答えいただきました。

2021.4.9

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相談者:みちこさん(38歳)



超低AMHの妊活方法
はじめまして。5月から妊活をスタートする予定です。5月までに必要な検査を行う予定です。本日AMHの検査がでたのですが、0.07でした。閉経間近と言われました。(FSHは今月取る予定ですが、昨年9月では18でした)
時間がないことがわかり、タイミングではなく人工受精からはじめる予定です。一般的には6回人工受精を行い、むずかしければステップアップと聞いたのですが、どのように妊活を進めたらよいか悩んでいます。早めのステップアップをしたほうがよいのかどうか、ですが経済的に何度も体外受精をするのはむずかしく、私の身体の状態ですとどのようにすすめたら良いでしょうか?
チョコレート嚢胞も右に1センチ、左に2センチのものがあります。たまに排卵できないときがあります。
パートナーの精子は異常ありませんでした。
よろしくお願い申し上げます。




浅田先生からの回答




早発閉経ですので、残された時間は多くはありません。少ない時間をいかに有効に使うかが、治療のポイントとなります。

私は年齢とAMHでステップアップのタイミングを決めますが、AMHが0.07であれば、人工授精には時間をかけず、今残っている卵子を受精卵で凍結し、しっかり残しておきたいと思います。
小さなチョコレート嚢胞は差し支えありません。

一人目だけではなく二人目も視野に入れるのであれば、早発閉経に適したホルモンコントロールができ卵子が育つ環境を整えて採卵のできる施設で、適切な治療を受けていただきたいと思います。多くの産婦人科、不妊治療の医師にとり、早発閉経の場合の不妊治療は難しいものとなっています。卵子は漢方で簡単に成長するものではありません。高度な専門医を探し、しっかり卵胞が育つ治療を受けることが重要です。そのような治療ができない施設であれば、どんどん転院して良いでしょう。

時間を無駄にして後悔することが無いよう、治療を進めていただきたいと思います。


 



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お話を伺った先生のご紹介

浅田 義正 先生


名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の勝川、名古屋駅前のほか、昨年5月には東京・品川駅前にもクリニックを開院。

≫ 浅田レディースクリニック

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