HOME > 女性の健康 > その他 > 治療の進め方について
HOME > 女性の健康 > その他 > 治療の進め方について

治療の進め方について

専門医Q&A 女性の健康

治療の進め方について

2011.2.7

あとで読む

エミさん(30歳)

私は卵管水腫があり,腹腔鏡手術で卵管采再建術を受けたのですが,その後また水が溜まり,体外受精へと進む予定です.私は子どもは3人欲しいと思っています.
そのため,採卵が出来,受精卵が仮に余って凍結保存が出来たとしても,それをそのまま凍結保存したまま,また体調が整ったところで採卵して,凍結した受精卵のストックを今後の二人目・三人目を希望した時のために残していきたい,と思うのですが,これは医学的に問題があるのでしょうか?
採卵はお金がかかるし,身体への負担がかかることはわかっているのですが,今の年齢での受精卵の方が,将来一から採卵となって,妊娠を考えるよりも確率が高いのではないか,と単純に考えての発想です.
とてもバカなお願いかもしれなくて,主治医の先生にも聞けていません….


お話を伺った先生のご紹介

藤野祐司 先生 (なかむらレディースクリニック)


1979年
大阪市立大学医学部卒業

1985年
大阪市立大学医学部大学院医学研究科外科系修了
     新千里病院(現済生会千里病院)産婦人科勤務
1988年
大阪市立大学医学部産科婦人科学教室助手

1989~1990年
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)留学

1993年
大阪市立大学医学部産科婦人科学教室講師

1997年
藤野婦人科クリニック院長・大阪市立大学医学部非常勤講師


医学博士 日本産科婦人科学会専門医
     日本生殖医学会生殖医療指導医

日本産科婦人科学会会員・日本生殖医学会評議員・日本受精着床学会評議員
アメリカ生殖医学会会員・ヨーロッパヒト生殖医学会会員



≫ なかむらレディースクリニック

卵管水腫がある場合の体外受精ですが、通常の体外受精胚移植法よりは受精卵を長く培養し移植する胚盤胞移植をお勧めします。

治療の方針については、ご自身の年齢にもよりますが、お考えのように、女性の年齢が高くなるにつれて受精卵の質も低下しがちです。

お子様を3人は欲しいとのこと、年齢に余裕がある間に、採卵、胚盤胞培養、凍結を実施されておく方が賢明な選択かも知れません。


あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top