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もう無理なのでしょうか?

専門医Q&A 女性の健康

もう無理なのでしょうか?

「次に出来る事は低刺激でやってみるかだと先生はおっしゃったのですが、やはり子宮内膜症がひどかった為なのでしょうか?」

2011.10.20

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ちいぶうさん(36歳)


子宮内膜症が酷く手術をし右卵巣が半分ありません。癒着もひどかった為、卵管も詰まり体外受精で1年半で3回ロング法1回ショート法2回アンタゴニスト法で採卵をしましたが、1度も胚盤胞に育たず4度初期胚での移植しましたが、陰性です。卵の数は平均10個とれますが、受精をし3日目には2個ぐらいしか育たず毎回採卵からスタートです。
今日かかりつけ先生に5,6回が出来るようになるかの一つの目安です。と言われあ〜もう出来ないと言う事なのかと思ってしまいました。
刺激法ばかりしていたので、少し休んで治療を続けるか考えてみて下さいとも言われ、次に出来る事は低刺激でやってみるかだと先生はおっしゃったのですが、やはり子宮内膜症がひどかった為なのでしょうか?
諦めて主人と2人の生活を考えた方がよいのか、迷っています。





お話を伺った先生のご紹介

波多野久昭 先生 (ノア・ウィメンズクリニック)


女性の悩み・疾患は、単に肉体的な病気だけではありません。例えば、女性の特権である妊娠に関して考えれば、子宝に授からなければ不妊を悩み、妊娠に至れば児の無事を心配し、出産されれば育児に戸惑う…まさに女性の一生は波乱に満ちたものです。
 クリニックが大学病院(日本医大第二病院)の目の前という利便性を生かし、病院と綿密な連携をとることによって、多くの女性の方の悩みや疾患に対応できると確信しています。とくに大学病院では行っていない体外受精に力を入れています。
 皆様の健康で幸せな生活に、このクリニックが少しでも貢献できることを心から願っています。
 
昭和54年
 日本医科大学卒業日本医科大学付属病院婦人科学教室入局
(悪性腫瘍の免疫療法・胎児発育不全の研究や治療)
昭和61年
 ハンブルグ大学婦人科学教室留学
 (胎盤の生理学の研究)
平成2年
 日本医科大学婦人科学教室講師
平成3年
 飯田市立病院産婦人科長
 平成8年から体外受精を開始。
 胚移植あたりの妊娠率22.1%
 総症例あたりの妊娠率27.4%
 個別症例あたりの妊娠率39.6%
平成17年
 ノア・ウィメンズクリニックを開院
日本産科婦人科学会専門医
日本不妊カウンセリング学会~
不妊カウンセラー


≫ ノア・ウィメンズクリニック




手術時の所見から判断すると、妊娠のためには体外受精(顕微授精)が必要であろうと思われます。
受精卵が胚盤胞まで発育しない原因が内膜症と断言はできませんが、かなり影響していると考えられます。
同じ年代の内膜症の無い人に比べると、妊娠のチャンスは少ないかもしれませんが、全ての卵の発育が止まるとも限りません。
卵は多く取れるようですので、担当の先生がおっしゃるように低刺激での採取を試みるのも良いかと思います。
もう少し忍耐強くチャレンジしてみてはどうでしょうか。





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