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過食嘔吐と不妊

専門医Q&A 女性の健康

過食嘔吐と不妊

2011.12.27

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かりんさん(34歳)

結婚4年目、不妊治療2年目になります。最初は産婦人科から、今は不妊専門クリニックに通っています。

それまで様々なこれは検査もしてきて、今のところ夫婦双方に問題は見られません。

漢方薬は自分に合わせたものを7カ月服用しています。

毎月生理が来るたびに落ち込み、精神的にもつらくなっています。
主人は一度は体外授精をチャレンジしてみたいと言っています。

なんで私は妊娠できないんだろうといつも考えています。
検査は基本問題無し、基礎体温もきれいではないですが、二層性です。

ただ、私は20年くらい過食嘔吐をしています。最初はダイエットで拒食症でしたが、すぐに過食嘔吐を覚えて今に至ります。ほぼ毎日毎食しています。主人も知っています。いろいろこれで悩んだ時期もありましたが、今は「これでなんとか自分を保っているんだ」と受容しています。(止めるにこしたことはないですが)
もしかしから嘔吐時の腹圧等が妊娠しにくさにつながっているのではと思い始めました。子宮も時期により動いたり動かなかったりするようなので、それを邪魔しているのかも…とか。

体の状態は低栄養ではないと思います。献血も出来てます。

もともと過食嘔吐は身体に良くないですよね…。それが妊娠にも影響するのであればなおさらです。
このことはまだ病院には話していません。

今後の治療方針も含めて教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。


お話を伺った先生のご紹介

奥 裕嗣  先生 (レディースクリニック北浜)


私共は患者様一人ひとりとの出逢いを大切に、
徹底したインフォームド・コンセントを理想に掲げ、
スタッフ一同、すべての患者様に赤ちゃんのご縁がありますよう
切に願いながら、日々生殖医療に全力で取り組んでおります。

当院では最先端の生殖医療技術をご利用いただくとともに、
永く愛されるオリジナルの漢方療法もお受けいただけます。
また患者様の心理的なご負担にたいして優しいサポートが
出来るように、心理カウンセリングを備えました。

多様化する患者様の生活条件に合わせて、便利で快適に、
高度で確かな不妊治療を安心して受けていただけるように、ここ
「ザ・北浜プラザ」の医療モールにて開院することとなりました。
どうぞお気軽に、ご安心なさって、まずは扉をたたいてみてください。

■略歴
1987年
愛知医科大学卒業
愛知医科大学産婦人科学教室入局

1988年
愛知医科大学大学院入学
女性ホルモンの動脈硬化抑制についての研究を行う。
(更年期障害の基礎的研究)

1992年
同大学院卒業
エラジン酸の抗酸化作用

(アンチエージング作用)の研究にて博士号修得

総合大雄会病院勤務

1995年
蒲郡市民病院勤務

1998年
アメリカ合衆国に留学
Diamond Institute for Infertility and

Menopauseにて、体外受精、顕微授精等

最先端の生殖医療技術を3年間研修

2001年
IVF大阪クリニック勤務

2004年
IVFなんばクリニック勤務
2005年より副院長として勤務

2010年
レディースクリニック北浜開設



≫ レディースクリニック北浜

嘔吐による腹圧と妊娠は子宮は腹腔内にありますのであまり関係ないと思います。人工授精を4回実施されて妊娠につながっていない
場合は1子分娩後卵管のPick Up 障害などほかの原因が新たに起こっている可能性も否定できません。
第2子を強く希望されるならあと1,2回の人工授精で妊娠しなければ体外受精へのStep Upも考慮さててはいかがでしょうか。


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