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治療の進み方

専門医Q&A 女性の健康

治療の進み方

2012.8.8

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りぅさん(35歳)

不妊治療始めて6ヶ月。
検査結果が年齢よりやや高値で治療歴がまだ浅いと言われ、ステップアップしても成功率が人工も体外受精も大体2割とお話を聞き、どうすればいいのか戸惑っております。



お話を伺った先生のご紹介

操 良 先生 (操レディスホスピタル)


大学で約8年間不妊専門外来を担当し、平成4年に岐阜県下初の体外受精の成功以来、500症例以上の体外受精・顕微授精に携わり、子宮筋腫・子宮内膜症の新薬の臨床治験の担当として多くの症例を手がける。

そこで女性ホルモンに関する研究成果が認められ、平成9年度に岐阜県医学研究奨励賞を、平成11年度の日本内分泌学会では産婦人科としてただ一人、研究奨励賞を受賞。平成26年 操レディスホスピタル 院長に就任。現在もなお高度不妊治療施設間の交流に尽力し、研究・治療の向上を図る。


昭和63年
 岐阜大学医学部 卒業

昭和63年~平成13年
 岐阜大学附属病院 産婦人科講師
 体外受精を担当
 不妊・内分泌外来を担当

平成13年
 操レディスホスピタル 副院長に就任

平成26年 
 操レディスホスピタル 院長に就任




≫ 操レディスホスピタル

「治療の進み方」

FSHがやや高値ですがAMHは年齢相当ですので現時点で極端に卵巣予備能が低いというわけではなさそうです。
月経周期が短いですが、毎周期排卵の確認がされているようですので無排卵による見かけ上の月経周期の短さではないのでしょう。

他の検査所見は問題なさそうですが、タイミングを5クール施行されたようですので、自然のタイミング療法にこだわりがなければ年齢やFSHが高いことも考慮して次のステップに入る時期だとは思います。

人工授精も体外受精も全体ではなく、治療受けてステップアップしてきた患者さんの中での確率です。
まずは内服もしくは注射の刺激による排卵誘発ですが、月経周期が短いためセキソビットなしは少量の注射による刺激がよいでしょう。

それで結果が出なければ人工授精、体外受精へ、もしくはさらなる原因検索およびクラミジア抗体陽性の既往があるので腹腔内癒着の可能性も考えて腹腔鏡検査へと進めるのが常道だと思います。


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