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専門医Q&A 女性の健康

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「通院してた時はサイレイトウ、グリコラン、高温期にルトラール、プレマリンを飲んでいたのですが通院をやめた今奇跡的に自然妊娠はありえないでしょうか?」

2013.3.2

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あーさんさん(28歳)


私は多嚢胞性卵胞と診断され、卵管造影は異常なく、多分黄体不全もあると思います。今までタイミング一年、人工授精5回、全て撃沈、今まで一度も妊娠しておらず排卵もクロミッドできかなくなり自己注射を最後約3週間ほど打ってようやく排卵でした。今は顕微授精の為お金をためる期間にしようと通院をやめています。通院してた時はサイレイトウ、グリコラン、高温期にルトラール、プレマリンを飲んでいたのですが通院をやめた今奇跡的に自然妊娠はありえないでしょうか?ちなみに旦那は泌尿器科で大学病院でしっかり見てもらわないと断定できないがおそらく精索静脈瘤の疑いがありますと言われ婦人科の先生は顕微だったら手術しなくても大丈夫と言われました。やはり運動率など悪く私もこんなんじゃぁ自然妊娠、顕微でさえも難しいでしょうか?




お話を伺った先生のご紹介

生田克夫 先生 (いくたウィメンズクリニック)


履歴
昭和51年 名古屋市立大学医学部卒業
平成 3年 名古屋市立大学産科婦人科学教室講師
平成 7年 名古屋市立大学病院分娩部助教授
平成10年 名古屋市立大学産科婦人科学教室助教授
平成12年 名古屋市立大学看護学部教授
平成15年 退職。 看護学部・大学院非常勤講師
資格
日本産科婦人科学会専門医
生殖医療専門医
医 学 博 士
所属学会
日本産科婦人科学会会員
日本生殖医学会(評議員)
日本受精着床学会(評議員)
日本産科婦人科内視鏡学会(評議員)
日本哺乳動物卵子学会会員
日本内分泌学会会員
日本母性衛生学会会員
米国不妊学会会員
欧州ヒト生殖学会会員
専門分野
生殖生理(妊娠に関する生理的な事柄)
生殖内分泌(月経周期のホルモン環境)
不妊治療


≫ いくたウィメンズクリニック




ある程度の薬物治療により排卵を起こしてきて妊娠しなかったのならば、腹腔鏡による卵巣の多孔術を行ってみられたら如何でしょうか。入院の上腹腔鏡ということはありますが、実際にやることは難しくもなく数分で終わる処置です。この治療の利点は6ヶ月から1年間は自然に排卵が起こってくる可能性が大きいことでしょう。学会の発表でも施設により濃さはあるものの30-50%くらいの自然妊娠がおこるとされています。体外受精の場合かなり卵巣が腫大して腹水などが溜まる卵巣過剰刺激が起こる可能性も非常に高くなると思いますので。





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