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感染源がわからない

専門医Q&A 女性の健康

感染源がわからない

「先日、閉経後なのに異常な帯下がありまして婦人科で淋菌と診断されました。驚きましたが、感染源は3年前に再婚した主人しか思い当たらず、主人も自身の潔白の証に受診したところ陰性でした。」

2012.10.28

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ゆうさん(52歳)


ご多忙とは思いますが、よろしくお願いします。
52歳主婦です。先日、閉経後なのに異常な帯下が
ありまして婦人科で淋菌と診断されました。
驚きましたが、感染源は3年前に再婚した主人しか思い当たらず、主人も自身の潔白の証に受診したところ 陰性でした。検査結果も見ました。
婦人科の医師によると感染は性交でしかないと言います。
主人が陰性なら、原因は私が他の人と・・・。
みたいな事になるのですか?
いいえ、断じてそのような事はありません。
思い当たるのは、症状の出る2,3日前に温泉に行き
、普段使わない浴場の椅子を使用した事。
旅館のウォシュレットを使用した事以外思い当たらないのです。
しかし、医師は絶対に性交以外感染はないです、と。
しかも、半年したらまた検査に来てください。と、
まるで私がまた不埒な事でもするかのように笑いながら言いました。
潔白なのに、なんで淋菌が!?
まるで狐につままれたような気分です。
主人は温泉で感染したのだろう、と呑気に解釈してもめ事にはなりませんが。
ただ、主人は検査の日に、長時間待たされ、トイレを我慢できずに、検査前にトイレを済ませてしまった後に、採尿をしたそうです。
それでもちゃんと検査は出来たのでしょうか?
また、10年前に離婚した元旦那から感染して、今になって症状が出たのでしょうか?
納得いかない感染に、疑う目の医師に悔しさでネットを調べて、こちらを見つけました。
どうか、この気持ちを御理解頂き、納得いくような回答を頂けたら幸いです。






お話を伺った先生のご紹介

宇津宮隆史 先生 (セント・ルカ産婦人科)


【経歴】
1949年 大分県豊後大野市大野町生まれ
1973年 熊本大学医学部卒業
1973年 九州大学温泉治療学研究所産婦人科入局
1981年 医学博士(九州大学)「排卵障害婦人に関する臨床内分泌学的研究」
1988年 九州大学生体防御医学研究所講師
1989年 大分県立病院がんセンター産婦人科部長
1992年 セント・ルカ産婦人科開設
1998年 セント・ルカ生殖医療研究所開設
2010年 成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業
「生殖補助医療により生まれた児の長期予後の検証と
生殖補助医療技術の標準化に関する研究」共同研究開始
2013年 第31回日本受精着床学会総会・学術講演会会長
【現在】
・ 日本受精着床学会常務理事
・ 日本生殖心理学会常務理事
・ 日本生殖再生医学会理事
・ NPO法人日本不妊予防協会理事
・ JISART(日本生殖補助医療標準化機関)監事
・ 大分市医師会監事
・ 遺伝性疾患に関する出生前診断研究会幹事
・ 日本産科婦人科学会倫理委員会内PGSに関する小委員会委員
・ Infertility Study Group世話人
・ 社会福祉法人 別府平和園理事長
【資格】
・ 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
・ 日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
・ 日本生殖医学会生殖医療専門医
・ 日本内視鏡外科学会技術認定医
【趣味】
登山
写真
スキューバダイビング
茶道裏千家
ルアーフィッシング


≫ セント・ルカ産婦人科




淋病とのこと、しかも感染源がわからない。その性格からいろいろと不愉快かと思います。まず、淋菌は非常に弱いので、検査は慎重にしなければ正しい結果が出ません。いくつかの検査法があるのでそれらを試されたらいかがかと思います。(これは医者側の問題ですが。)
なお、ご主人が排尿直後に検査を受けたとすれば、検査法によっては、陽性でも陰性と出た可能性があります。また、幼い女の子に両親の淋病が自宅のお風呂で感染したとの報告もあるようで、2-3日前の温泉旅行も可能性があると思います。10年前の感染は今頃になって症状が出るとは思えません。
どちらにしても、もう治療を受けているはずですので、今から再検査してもわからないのではないかと思います。





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