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切迫流産

専門医Q&A 女性の健康

切迫流産

2013.5.20

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愛さん(19歳)

先週の木曜日に切迫流産と診断されました。
出血があり、「鮮血」慌てておっきな病院にかかりました。
そこで、疑問だったのですが、
妊娠周期を言ってくれなかったのですが、
これは、何故でしょうか?
自分で計算した所、7W4Dぐらいだと思うのですが
そして、お医者さんの対応に違和感を感じました。
切迫流産です。胎嚢が通常の人より上にありますが、まず子宮外妊娠では、ないでしょう。また来週木曜日に来てください。
と言われただけで安静にして下さいなど、言われませんでした。
余計不安にさせられました。

今現在、茶色のおりもの程度になってきています。
お腹の痛みもありません。
これは、まだ妊娠継続出来る可能性があるのでしょうか?
それと、やはり病院を変えた方がいいですか?
よろしくお願いします


お話を伺った先生のご紹介

浅田義正 先生 (浅田レディース名古屋駅前クリニック)


医学博士
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
日本生殖医学会認定生殖医療専門医


1982年 名古屋大学医学部卒業

1988年 名古屋大学医学部附属病院産婦人科医員として「不妊外来」および、「健康外来(更年期障害・ホルモン補充医療法)」の専門外来を担当

1992年 医学博士

1993年~1994年 米国最初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精(卵細胞質内精子注入法:ICSI)の基礎的研究に従事
The Jones Institute For Reproductive Medicine, Eastern Virginia Medical School, Norfolk, Vairginia

1995年 名古屋大学医学部附属病院分院にてICSIによる治療開始。以後、辞職まで名古屋大学の顕微授精症例の全症例を自ら担当同年5月、精巣精子を用いたICSIによる妊娠例の日本初の報告

1998年 ナカジマクリニック不妊センター開設

2004年 浅田レディースクリニック(現浅田レディース勝川クリニック)開院

2010年 浅田レディース名古屋駅前クリニック開院

2018年 浅田レディース品川クリニック開院


【著作本】
「浅田レディースクリニック パーフェクトガイドブック」
初めての不妊治療クリニック選びに迷っている方や
当院の治療方針に興味をお持ちの方にお読み頂きたい本です。




≫ 浅田レディース名古屋駅前クリニック

妊娠何週何日というのはいろいろ判断するのに必要不可欠ですので、大変重要と考えています。
「切迫流産」というのは、私の知る限り古典的な日本特有の保険病名と思っています。流産するかしないかは、受精卵・胚のその時々の働くべき遺伝子の発現がうまくいくかの問題で、何か治療したら流産を防げるものではありません。「安静」は全く意味がありません。無理をして正常な妊娠を中断できるなら、人工妊娠中絶はいりません。逆に何か異常があり流産すべき時には、安静や薬剤は本来まったく無効で、胎児の異常のため流産しなければいけません。対応にまた説明に不満があるかもしれませんが、医学的に正しい判断だったと思います。妊娠継続できれば、赤ちゃんは全く正常あるいはほぼ正常であると理解してください。
病院を変えても何をしても、妊娠の継続、流産の結果は変わりません。


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