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5w1dで胎のう2.7mm

専門医Q&A 女性の健康

5w1dで胎のう2.7mm

「今後の可能性はどうなのでしょうか?子宮口が開いているのはなぜでしょう?またデメリットは?」

2014.6.25

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ひすけさん(27歳)


多嚢胞でずっとベビ待ちをし先日待望の陽性が出ました。しかしタイトル通り胎のうがとても小さいです。しかもつぶれていていびつです。
内膜は13mmで出血はなしでした。子宮口が少し開きぎみと言われたのも気になります。Hcg5000を打ち、トウキシャクヤクサンを処方されました。
半年前に化学流産しているため、喜びよりも不安が大きいのが正直な気持ちです。
以下をお聞きしたいです。今後の可能性はどうなのでしょうか?子宮口が開いているのはなぜでしょう?またデメリットは?
そして、やはり一度訪れた命を無駄にしたくありません!少しでも胎のうの成長を促せるようなこの子のために出来ること(生活習慣や食事等) は何かありますか?些細なこと、何でも構いません。ぜひご教示ください。




お話を伺った先生のご紹介

松山毅彦 先生 (厚仁病院)


■メッセージ
平成8年に香川県丸亀市にて、厚仁病院産婦人科を開設いたしました。
産科と不妊症の診療を二つの柱として、それぞれの分野の特色を生かしつつ診療を行なって参りました。今後もこの二つの柱を中心にハイレベルの診療を提供できるように努力をしていくつもりです。まだまだ、皆様の御期待に沿った診療ができているとはいえない部分も多々あるかとは思いますが、よろしくお願いいたします。
■県外からの受診の方も増えています
開設当初は地元の方が多かったのですが、現在では県外からも不妊治療に来院する方が増えてきました。不妊症は現代社会の住環境や食生活の変化によるところも多く、現代病とも呼ばれるほど社会的問題になりつつあります。私たちはそのような困難な問題のなかで、家族という心のケアもしながら、少しでも皆様の立場に立った医療を提供できるよう努力してまいります。
また、産科部門ではひとりひとりに合った質の高い診療を行うよう心がけています。妊娠への不安や心配を全面的にサポートし、安全面にも十分な配慮を行っています。
昭和59年東海大学医学部卒業。
同大学病院にて研修医となる。昭和61年同大学医学部大学院(外科系・産婦人科)入学。 その後小田原市立病院産婦人科医長となる。平成5年学位取得、東海大学付属大磯病院産婦人科に勤務、 永遠幸マタニティクリニック副院長を経て、平成8年に厚仁病院産婦人科を開設する。平成20年厚仁病院理事長就任
香川大学医学部臨床准教授
東海大学医学部非常勤講師
日本生殖医学会生殖医療指導医


≫ 厚仁病院




確かに、流産しそうな人は子宮口が開きぎみという場合はあります。しかし、まだ胎のうが小さいときに開きぎみなのは、とくに気にする必要はないと思います。ただ、担当医が子宮口が開きぎみになっていて中の胎のうも小さいので出てくるかもしれないと推測して心配しているだけのように思えます。
まず確認したいのは、5週1日が正確な日にちなのでしょうか。基礎体温はそれほど正確ではなく、排卵日がずれている可能性もありますから。5週1日が不正確な場合は、もう少し成長を見てください。
排卵をコントロールして確実に5週1日が経っているという場合なら、5週1日で胎のうが2.7mmとなっている場合は、確かに小さいですね。発育不良の可能性があります。ただ、それが多嚢胞だからというわけではないと思います。
この時期に流産する場合は、受精卵に原因があることが多いので、本人が何かすれば防げるというわけではないのです。習慣性流産などごく限られた場合を除いて、妊娠初期は通常の生活を送っていただければと思います。





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