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着床しやすくなる漢方は?

専門医Q&A 漢方・鍼灸

着床しやすくなる漢方は?

2010.9.16

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kapiさん(47歳)

4回の体外受精をしましたが、いずれも着床にはいたりません。
年齢が年齢ゆえに難しい事はわかっていますが、着床しやすくなる漢方はありますか?


お話を伺った先生のご紹介

福田優基 先生 (福田漢方薬局)


〜女性の笑顔のために〜

漢方薬の不妊治療では、病院の検査で見つからない歪み、病気に向かっている「未病」の状態を重視し、全体の調和を大切にします。
たとえば「冷えすぎた身体は温め」「火照った身体は冷ます」お一人お一人の体調をお聞きして、体質を検討し、処方を調整します。 漢方薬を服用するうちに、
「冷えていた身体が溶けるように温かくなってきた」
「これまでの動けなくなるような生理痛がなくなった」
と体質の変化を感じる方もおられます。
こうして、からだの土台をしっかりと整えて、患者様と共に願いを叶えれたら。
笑顔で『生まれました!』と報告してもらうこと。
それを楽しみに、がんばっています。



≫ 福田漢方薬局

こんにちは。
体外受精をされて、いずれも着床には至らなかったとのことですね。赤ちゃんを授かるためにとても頑張られて、、のご相談かと思います。
今回のご相談ですが、体質などを細かくお聞きしていないので、一般論になることをお許しください。

着床しやすくなるための漢方薬、というのはその方の体質によって色々と考えられますが、薬局の店頭で、色々とお話を伺っていると、ほぼすべての方に東洋医学で「腎虚」という症状が見られます。
たとえば35歳を超えて、冷えやすくなった、疲れやすくなった、腰がだるくなりやすい、といった「年齢に伴う弱り」といえばわかりやすいでしょうか。

その弱りは、体調だけでなく、子宮や卵巣にも現れます。
なぜか生理の出血が少なくなった、などは最たる例ですね。こういった「年齢に伴う弱り」を漢方薬で補うことで、「着床の力」を現在の年齢より若くすることができると考えています。


最後に、体外受精をされたあと、期間が短い場合、についてのご注意です。

体外受精をされた方からのお話を聞くと、長時間の待合い、日々の不安やストレス、ご主人様との話し合い、など様々なことで気血を損傷しています。
すぐに次を受けていきたい、という希望があるとは思いますが、焦らず、まず身体を休ませてあげること、そして漢方薬などで気血を補ってあげることが、次の成功に結びつきます。

次回はしっかりと着床して、そして可愛い赤ちゃんが授かりますよう、お祈りしております。


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