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鍼後の機能障害と痛みについて

専門医Q&A 漢方・鍼灸

鍼後の機能障害と痛みについて

2010.9.16

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かおりさん(38歳)

不妊治療と並行して、最近鍼に通っています。
今週1回目は右側手の甲の親指とひとさし指の間、2回目は右側足の甲の親指とひとさし指の間のツボに刺したあと、手や足を動かすと痛いのです。手の指に関しては機能障害を起こしました。(今は回復しました。)

今はそれぞれに内出血していて、皮膚を触ると痛いんです。
先生に伺うと「大丈夫。神経にはりが触れたらまだ指は動かないよ。。。むしろこうなるのはいいことです。」ということでした。内出血しているので感染についても不安に思いましたが、それについては納得できる解答でした。

はりを打つたびにこのような症状になるのが不安です。
このまま続けていいのか(ほんとは続けたいのですが・・・)この症状はおかしいのか、アドバイスよろしくおねがいいます。


お話を伺った先生のご紹介

藤井徳治 先生 (一掌堂治療院)


一掌堂治療院のハリ治療の特色は、首を圧迫している筋肉を緩めるところにあります。ホットパックやアロマも使い、マッサージも取り入れた気持ちのいい治療です。

IVF補完鍼灸プログラムも導入して成果をあげているほか、古来より伝わる中条流のツボも使い、通院と自宅療法の両面から確かな実績を積み上げています。 スタッフは院長を除いて全員が女性で、はり灸・あんまマッサージ指圧の国家資格を有しています。15室の治療室はすべて個室ですから、安心して治療をお受けになることができます。 20人いるスタッフがいつでもご希望のご予約にお応えします



≫ 一掌堂治療院

施術した鍼灸師の先生のお考えがあると存じますので正確なご回答になるか否かは分かりませんが一般的な考えでご回答申し上げます。

ハリ治療の場合は、治療のつど、その時の状況、体調等を診て施術方法も刺激の強弱も最適なものに調整して行うのが普通です。

ハリの太さ、長さ、刺入の深さ、角度、使用する手技、使用するツボにより、反応も効果も異なります。前回の治療の反応を診て今回の施術の内容を決めます。期待した効果が出れば、同じ効果を期待して施術し、期待しない反応が出れば、施術方法を変えていきます。

時と場合により、期待しない反応が出ても、それ以上の期待した効果がでる場合は、患者様の同意を得た上で同じ治療方針で治療を行う場合もあります。病院での治療も同じことが言えると存じます。

かって、再生不良性貧血の方で、突発性難聴になられ、他の治療法が無効のためハリ治療をご希望されたことがありました。主治医の同意を得たうえでハリ治療を行いました。特別に内出血防止の対策を施して治療したこともあり、内出血もなく回復されました。
普通はハリ治療をお断りするケースですが、ご本人の強いご希望があり、主治医の同意が得られたので治療に踏み切りましたが、無事に治療終了しました。

今回の場合、鍼灸師の先生がどのようなご判断で治療されていますのか分かりませんが、反応が期待しないものであれば、その旨先生にお伝えされてはいかがでしょうか。できれば治療を続けたいとのご希望があるようですのでその旨お伝えされれば次回治療内容を調整されると存じます。

もし、治療内容を変更されず、期待しない反応よりもより大きな効果が期待できるという確証が得られなく、信頼関係が十分といえない状況であれば、転院もやむないと存じ上げる次第です。


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