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【Q&A】排卵しにくい体質について-北村先生

専門医Q&A 不妊治療

【Q&A】排卵しにくい体質について-北村先生

卵管閉塞があってFTを施し、HCGを打ったが体温が下がらない。排卵していない? 明大前アートクリニックの北村誠司先生にお答えいただきました。

2020.11.28

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相談者:すかいさん(36歳)



排卵しにくい体質について
はじめまして。
2ヶ月前より治療を開始したものです。
プロラクチン40台で投薬後低下、LHが高めと言われています。
TSH高めでチラージン服用中です。
エコーで見るとPCOSのようではないのですがLH>FSHで排卵が起こりにくくなっていると。
月経中にも卵胞が残ってしまっているためLUFの可能性も指摘されました。
卵管閉塞もありFTを施行してもらいました(感染症や腹膜炎など覚えがないのでだいぶ卵管が傷ん
でいると聞きショックでした。クラミジアも陰性です。そういうこともあるのでしょうか)
術後タイミングをとるにあたり、そろそろ排卵しそうなのでhCG注射を打ってタイミングとなりました。
翌日から高温期となっており、hCGの影響だとは思うのですが排卵時には下がるものと思っていたた
め、排卵しなかったのかと不安です。
hCG注射を打っても排卵しないこともあるのでしょうか。
また2年ほど前に2年ほど飲んでいた低容量ピルの影響はなにかありますか?
質問事項が多く申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。



北村先生からの回答




FTカテーテルを行った際に卵管が傷んでいたと指摘されたとのことですが、卵管閉塞の2大原因は、クラミジアと子宮内膜症です。しかし、いずれも該当しない場合もあります。クラミジア以外の感染症も考えられます。

基礎体温もあくまで目安なので、下がらなくても排卵は十分に起こります。HCGの注射を打っても排卵しないケースはたまに見られますね。LUFの可能性を指摘されているなら、十分に気を付けていく必要があります。

2年前の低用量ピル内服の影響は心配ないと思います。


 



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お話を伺った先生のご紹介

北村 誠司先生


荻窪・虹クリニック院長を経て、2018年2月に「明大前アートクリニック」を開院。
1989年より、IVF及び内視鏡下手術に従事。子宮鏡下手術による胚移植の改善、腹腔鏡下手術による子宮筋腫、内膜症の解消・改善を図ると同時に、妊娠困難症例に対しても新しい治療法を取り入れている。また、クリニックでは男性不妊も含めた高度生殖医療にも対応。新しいクリニックは白を基調としたスタイリッシュな雰囲気。最近、スポーツバイクを購入し、通勤されているという快活な先生です。


≫ 明大前アートクリニック

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