人にきけない妊娠中の性生活…どれくらいなら大丈夫?
コラム 妊娠・出産
赤ちゃんがお腹にいるとなんとなく性生活をためらってしまう人もいるのではないでしょうか。今回の相談者さんもそんな1人。どれくらいなら問題ないのかと悩む彼女に専門家からはどんなアドバイスが寄せられたでしょうか。
プレママからの相談:「妊娠中の夫婦生活はどれくらいなら大丈夫でしょうか?」
妊娠8週過ぎれば特に制限なし。体調が悪い時は控えて。
赤ちゃんが順調に育っていることが確認できた後なら特に制限はないようです。お腹が張ったり出血がある時は控えましょう。
基本的には妊娠中の夫婦生活に制限はありませんが、妊娠がわかってから赤ちゃんが育っているか確認できる妊娠8週ぐらいまでは行わない方が安全とされています。(一般内科看護師)
妊娠中の性生活に特に制限はなく、赤ちゃんに悪いということもありません。むしろ夫婦の仲が深まることでお母さんの気持ちが安らぎ、赤ちゃんにもよい影響を与えると思えます。ただお腹の張りや出血の症状がある時などは控えた方がよいでしょう。。そのような症状がある時は家事など身体を動かすことも控えて安静にし、症状がおさまらなければ早めに病院を受診しましょう。(産科・婦人科看護師)
オーガズムの際にオキシトシンというホルモンが分泌され、子宮が収縮されますが、この子宮収縮が陣痛につながるとは言えないようです。切迫流産や早産の可能性がある時、メカニズムは明らかではないものの、性生活が陣痛を誘発することがあるとも考えられていますが、妊娠の経過が順調で、医師からの注意もなければ、特に問題はなく、赤ちゃんを傷つけることもないので心配ありません。(産科・婦人科看護師)
稽留(けいりゅう)流産などは激しい性交が引き金になって起こる可能性が否定できませんが、性生活だけが直接的な原因ではないため、あまり気にすることはありません。(一般内科看護師)
必ずコンドームは使用して。正しい知識とルールを守れば大丈夫。
妊娠中はコンドームを使ったり清潔を心がけるなど、いつもよりデリケートな体調に配慮して行うのがよさそうです。
切迫傾向のある場合や、医師から特に中止するようにいわれてなければ問題はありません。お腹が痛む、張る、出血があった時などは中止する、お腹の上に乗るなど負担がかかる体位をとらないという工夫は必要です。(一般内科看護師)
精液の中に多く含まれるプロスタグランディンには子宮を収縮させる成分が含まれているため、コンドームの使用は必須です。子宮への細菌感染を防ぐためにも清潔を心がけてください。(一般内科看護師)
乳首の刺激が子宮を収縮させることがあるため、刺激を避けるようにした方がよいと思います。(一般内科看護師)
正しい知識と、基本的なルールを守れば大丈夫です。夫婦が良い関係でいられることもとても大切だと思いますので、無理せず夫婦生活も楽しんでみてください。(一般内科看護師)
母体に配慮すれば特に問題ないようです。看護師さんたちのアドバイスを参考にしてみてくださいね。
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