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妊娠中の体重増加は、何kgまでならOK?

コラム 妊娠・出産

妊娠中の体重増加は、何kgまでならOK?

妊娠中の体重増加は、何kgまでならOK?

2015.6.15

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多くの妊婦さんを悩ませる体重管理ですが、出産までにどれくらい増えても良いのでしょうか。医師の指示する体重増加より少し多めに増えたとしても難産になるとは限らないのではとの質問に、看護師さんたちはどのように回答しているのでしょうか。


 


体重増加についての相談:「妊娠中の体重は、実際どの程度までなら増えても大丈夫?」



つわりも治まり食欲が増し、最近2週間で1kg体重が増え、このままだと10kg以上の体重増加は確実です。両親は赤ちゃんのためにたくさん食べないとダメと言いますが、医師は出産までの体重増加は8kg前後が理想だと言います。しかし10kg以上の体重増加で出産した友人は難産ではありませんでしたし、逆に8kgの体重増加でも出産が困難だった友人もいます。実際、どの程度の体重増加なら大丈夫なのでしょうか。(30代・女性)



急激な体重増加は母子共に様々なリスクが


急激に体重が増えると、妊娠高血圧症や糖尿病、低体重児が生まれるなどのリスクが高くなるようです。とりすぎた栄養は全て母体に蓄積されるので、今の内からきちんと体重管理をしておく必要があります。



急激な体重増加は妊娠高血圧症や糖尿病を合併したり、産道が狭くなり難産になるなど分娩が困難になるリスクが高くなります。食べたものは一旦母体に蓄えられた後、必要な栄養だけが赤ちゃんに運ばれ残りはそのままママの身体に蓄積されます。産後のダイエットにも影響するので、体重管理はしっかり行いましょう。(産科看護師)




体重が増えるとコレステロール値が一気に上昇し血液はドロドロになり、脳出血や心筋梗塞の原因になります。また栄養のバランスが悪かったり、甘い物や高カロリーな食事を摂っていると、血圧が上がり妊娠糖尿病にかかるリスクが高くなります。そうなると体重は増えるのに反対に胎児へは栄養が届かず、低体重児が生まれる可能性があります。(内科看護師)



摂取カロリーの見直しと適度な運動を


妊娠中といっても、一日に必要なカロリーは妊娠していない時とそれ程変わりはないようです。また摂取カロリーを抑えるだけではなく、体調がよい時はストレッチなどで身体を動かしましょう。



一般的に、妊娠期間中の体重増加は8~10kgで(12kgという所もあります)妊娠中期からは1週間に0.5kgまでが理想です。妊娠後期の必要カロリーは約2500kcalなので、妊娠していない人と比べてもお茶碗2杯分のカロリーを足した程度です。体重(kg)÷身長(m)×身長(m)}が24以上だと肥満になるので、体重をチェックし肥満度を計算してみてください。(産科看護師)




カロリーを制限するだけでなく、家事に加えて30分ほどの散歩や家の中でもできる体操やストレッチを行うようにしてください。勿論、体調の悪い時やお腹が張る時は控えましょう。(産科看護師)




栄養バランスを考え自分の身体に合ったカロリーに抑えることは、自分だけではなく胎児を守るためにも大切なことです。暴飲暴食を避け、塩分控えめの薄味にして素材の味を生かし、外食や間食を控えるようにしましょう。(内科看護師)



妊娠中の急激な体重増加は様々なリスクを伴うことになります。お腹の赤ちゃんのためにも摂取カロリーを考え、適度な運動を心がけましょう。






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