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妊娠中の猛烈なお腹の痒み、原因と対処法は?

コラム 妊娠・出産

妊娠中の猛烈なお腹の痒み、原因と対処法は?

妊娠中の猛烈なお腹の痒み、原因と対処法は?

2015.6.30

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妊娠するとホルモンの影響などで、身体に様々な変化が起こります。相談者の方は、お腹が大きくなるにつれて我慢できない程お腹に痒みが出るようになりましたが、なぜこのようなことが起こるのか看護師さんたちに答えていただきました。


 


お腹の痒みについての相談:「我慢できないお腹の痒み。このまま放っておいて大丈夫?」



妊娠してお腹が大きくなるにつれてお腹に痒みを感じるようになり、気づいたらお腹を掻いて赤くなっていますが、これは妊娠すると誰にでも起こるのでしょうか。我慢できず衝動で思いっきり掻いてしまうのですが、このまま放置していても問題ないのかどうか、痒みの原因や対処法などを教えてください。(20代・女性)



ホルモンの影響や皮膚が引っ張られることなどが原因


妊娠中はホルモンの影響や、お腹が大きくなり皮膚が引っ張られることなどから痒みが出る妊婦さんは多いようです。掻くと悪化して妊娠線となり残ってしまうこともあるので、痒みがひどい場合は病院で薬を処方してもらうとよいでしょう。



妊娠中は、お腹が大きくなることで皮膚や筋肉が引っ張られることや、ホルモンのバランスが崩れやすいため乾燥しやすく肌が敏感になり、皮膚トラブルが起こりやすいです。誰にでも起こるわけではありませんが、肌トラブルに悩まされる妊婦さんは多いです。(産科看護師)




出産後には改善されるようですが、放置していると症状が悪化することがあるので、早めに主治医に相談してください。その際ステロイド系の軟膏を処方されるかと思いますが、主治医の指示通り用法を守り使用すれば妊婦さんでも問題ありません。(産科看護師)




妊娠性掻痒(そうよう)と呼ばれるもので、ホルモンの影響や皮膚が引っ張られるため、また大きくなった子宮が胆嚢を圧迫することで起こるようです。時間が経つと掻いた部分が妊娠線になるという情報もあるので、掻かない方がよいでしょう。クリームなどで保湿しても痒みがひどい場合は、病院で妊娠中でも使用できる痒み止めを処方してもらいましょう。(内科看護師)



刺激を与えず保湿をしっかりと


あまり刺激を与えないよう、入浴の際など強くこすらないように注意しましょう。通気性のよい着衣を身につけ、保湿クリームなどで入念に保湿をしてください。



入浴の際は低刺激の石鹸を使い、ナイロンタオルなどは使用せず敏感肌用のタオルやできれば手で洗うとよいでしょう。入浴後は、オイルや妊娠線専用のクリームなどでお腹周りや二の腕や太ももなど、妊娠線の出やすい場所や痒みのある部分を保湿してください。(産科看護師)




下着や腹巻のゴムの刺激もよくないので、下着はあまり締めつけず少しゆとりのある肌に優しいコットン素材のものを使用してください。骨盤ベルトは時々外して通気をよくし、汗をかいた後は一旦乾燥させてから着用しましょう。体温の上昇によっても痒みが強くなります。掻くと症状が悪化するので、痒い時は冷たいタオルで優しく拭いてください。(産科看護師)




妊娠線防止のためには保湿を心がけ、急激な体重増加などでお腹が一気に大きくなるのを防ぐことが大切です。(内科看護師)



妊娠中のお腹の痒みは、急激に皮膚が伸びることやホルモンの影響などが原因で起こるようです。掻くと更に症状が悪化するので、保湿をしても改善しない時は早めに主治医に相談した方がよいかもしれません。






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