これがきたら出産間近!前駆陣痛(ぜんくじんつう)ほか出産の兆候3つ
コラム 妊娠・出産
「おしるし」「前期破水」「前駆陣痛」とは?
「おしるし」とは、血がまじったおりものです。月経が終わる直前のように、少し茶色い色をしていることが多いです。出産が近づくと子宮口が開き始めます。そして子宮が収縮して卵膜が子宮から剥がれ始めたり、出血したりします。そんな時におしるしがあることがあります。ない人もいます。おしるしがあると数日で陣痛が始まると言われています。出産の準備が始まったという兆候ですね。よほどおりものの量が多い、痛みがあるなどの場合を除いて、すぐに病院に行く必要はありません。
「前期破水」とは、出産前に膣から水のような羊水が流れ出すことを言います。通常であれば分娩中におこる破水ですが、8%の割合で、妊娠37週以降に陣痛の前に破水が起こります。破水が起こると胎児が感染の危険が高まるため、すぐに産院へ行く必要があります。
「前駆陣痛」とは、陣痛のような痛みがあるけれど弱まったり、落ち着いたりと陣痛が進んでいかない陣痛です。陣痛かなと感じた時は、陣痛が始まった時間、どれくらい続いたかとメモに残しておくとわかりやすいです。痛みや時間が不規則な場合はこの前駆陣痛です
「前駆陣痛」と「本陣痛」の違いは?
「前駆陣痛」の場合は、陣痛の痛みに波があったり、痛みがくる間隔が長くなったりと不規則に起こります。ちょっとしたお腹の張りもこの前駆陣痛です。生理痛のような痛みです。姿勢を変えたりすると落ち着くこともあります。
対して「本陣痛」は、陣痛の痛みがどんどんと増し、痛みがくる間隔が徐々に短くなります。痛みがお腹全体に広がっていき、姿勢などを変えても治まらないようになります。間隔が一定になってきたら、入院の準備グッズを用意し産院に連絡をしておきましょう。痛みと痛みの間隔が10~15分になってきたら産院に向かいましょう。
前駆陣痛から本陣痛へ変わるのに1週間以上かかったという人もいるくらい、前駆陣痛の期間には個人差があります。間隔と陣痛の強さが大きな違いです。
特に初めての出産の場合には戸惑うことが多いでしょうが、陣痛の間隔をメモする等落ち着いて出産を迎えられると良いですね。
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