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男性不妊を考える-1 妊活中の夫婦生活は月に最低5〜6回は必要

コラム 不妊治療

男性不妊を考える-1 妊活中の夫婦生活は月に最低5〜6回は必要

2018.3.7

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2010年WHOの不妊症原因調査では、男性に不妊原因がある割合は全体の24%、女性は41%、男女ともは24%、原因不明11%と報告されています。男性不妊に男女ともに原因がある24%を加えると、約半数が男性に不妊原因があるケースということになります。
少子高齢化、晩婚化など、さまざまな理由から不妊症が増加していますが、不妊原因は女性だけでなく男性にもあり、その男性不妊が多くなっているのが現状です。
とはいっても、日本では不妊症の疑いがあると、女性だけが婦人科で治療を続けるという、悪しき習慣が今も残っています。女性の場合、基礎体温で自分の体の状態がわかりますが、男性にはそのような指標がないことに加えて、男性のプライドが男性不妊の治療のハードルを高くしているようです。
現代人はストレスにさらされた毎日を送っています。仕事が忙しい、食事が不規則、嗜好品の取りすぎなど、ストレスが溜まりやすい生活に加えて、一日中パソコンに向かっていたり、夜遅くまでスマートフォンを操作したりと、心だけでなく肉体的にもストレスが溜まっていることが少なくないのです。
そのせいか夫婦生活は後回しとなり、若くても回数が少なくて、子どもができないうちに「友だち夫婦」になってしまうカップルが多いようです。
良い精子には2日に1度射精するのがいいと言われますが、妊活中なのに夫婦生活が月に1回という夫婦もいます。夫婦生活が多いほど妊娠の確率はあがるのですから、妊活中の夫婦生活は月に最低5〜6回は必要です。理想は生理が終わった低温期から次の生理になるまで、1日おきくらいで夫婦生活があることです。女性は性的快感を得ると、黄体ホルモンの分泌がよくなります。これも妊娠には大切なキーとなります。
日本は世界で一番夫婦生活の少ない国として話題にもなりましたが、不妊治療の一番の近道は夫婦生活の回数を多くすることだと言っても過言ではないと思います。


お話を伺った先生のご紹介

大通漢方 店長 佐々木弘隆 先生


カウンセリング専門の漢方薬局です。婦人科の疾患・不妊症・生活習慣病など、治りにくい病気や悩みを「体質改善」を通じて根本から改善していきましょう。 自然に妊娠しやすい健康な体をつくっていくことを第一に、一緒に考えていきましょう。 不妊カウンセラー、国際中医師がお手伝いします。

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