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無月経、潜在性高プロラクチン血症

専門医Q&A 女性の健康

無月経、潜在性高プロラクチン血症

「カバサールを5月まで飲み続け、PRL負荷後は7まで下がり、ホルモン注射で生理を起こしていたのですが、6月から自力で来るようになりました。こんな私でも妊娠できますか?」

2012.8.31

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panさん(27歳)


こんにちは。
昨年4月ごろから生理不順でとうとう生理がこなくなり病院に行ったところ1月に潜在性高プロラクチン血症と診断されました。
PRL負荷前:13
PRL負荷後:186
LH:0.10
FSH:0.95
E2:20
カバサールを5月まで飲み続け、PRL負荷後は7まで下がり、ホルモン注射で生理を起こしていたのですが、6月から自力で来るようになりました。
こんな私でも妊娠できますか?





お話を伺った先生のご紹介

宇津宮隆史 先生 (セント・ルカ産婦人科)


【経歴】
1949年 大分県豊後大野市大野町生まれ
1973年 熊本大学医学部卒業
1973年 九州大学温泉治療学研究所産婦人科入局
1981年 医学博士(九州大学)「排卵障害婦人に関する臨床内分泌学的研究」
1988年 九州大学生体防御医学研究所講師
1989年 大分県立病院がんセンター産婦人科部長
1992年 セント・ルカ産婦人科開設
1998年 セント・ルカ生殖医療研究所開設
2010年 成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業
「生殖補助医療により生まれた児の長期予後の検証と
生殖補助医療技術の標準化に関する研究」共同研究開始
2013年 第31回日本受精着床学会総会・学術講演会会長
【現在】
・ 日本受精着床学会常務理事
・ 日本生殖心理学会常務理事
・ 日本生殖再生医学会理事
・ NPO法人日本不妊予防協会理事
・ JISART(日本生殖補助医療標準化機関)監事
・ 大分市医師会監事
・ 遺伝性疾患に関する出生前診断研究会幹事
・ 日本産科婦人科学会倫理委員会内PGSに関する小委員会委員
・ Infertility Study Group世話人
・ 社会福祉法人 別府平和園理事長
【資格】
・ 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
・ 日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
・ 日本生殖医学会生殖医療専門医
・ 日本内視鏡外科学会技術認定医
【趣味】
登山
写真
スキューバダイビング
茶道裏千家
ルアーフィッシング


≫ セント・ルカ産婦人科




いまどき、「潜在性高プロラクチン血症」など珍しい診断です。
プロラクチンの負荷前が13ですので、正常です。
むしろ、LH 0.1, FSH 0.95, E2 20と視床下部脳下垂体機能不全ですので、積極的に排卵誘発剤を用いるべきでしょう。
生理不順は何らかのストレスなどが原因と考えられます。
ホルモンに詳しい専門の不妊医療機関に行くべきです。
また、「マカ」は副作用があり、勧められません。





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