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不育症の予防

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不育症の予防

2012.9.28

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わしゃしゃさん(32歳)

今年5月、9月と二度続けて流産しました。不育症の検査も視野に今後の治療を進めていこうと思っていますが、自分でも何かできることはないかと、体質改善の方法を探しています。


お話を伺った先生のご紹介

堀江昭佳 先生 (堀江薬局 エル店)


出雲大社の参道で88年続く老舗漢方薬局の4代目。

薬学部を卒業後、薬剤師となったのち、
対症療法中心の西洋医学とは違う、東洋医学・漢方の根本療法に魅力を感じ方向転換。

本場中国の漢方医から学ぶ中、不妊に悩む友人の相談を受け、漢方で妊娠したことに感動
し、婦人科分野、中でも不妊症を専門とするようになる。

自身の薬局には分野を問わず年間5千件を超えるさまざまな予約相談があり、
特に不妊女性からの過去3年の妊娠報告は260名を超える。



≫ 堀江薬局 エル店

5月、9月と二度続けての流産、おつらかったですね。
でも、わしゃわしゃさんには、妊娠できる力があるのは間違いないということです。
流産自体は、珍しいことではありません。妊娠経験者の40%が流産を経験しているといわれます。
病院での検査は大切ですが、同時に体質改善で、気になるさまざまな症状を良くして、妊娠力を高めましょう。

まず気になるのが、体重と身長のバランスであるBMIが17.7しかないことです。
18.5を下回ると女性ホルモンバランスが悪くなり、多嚢胞性卵巣など、排卵障害のリスクが高まるといわれています。
実際に、PCOS、高プロラクチン血症などのトラブルもあるようなので、52.2kgの体重はほしいところです。
体重を意識的に減らしているなら、食べる量を増やしましょう。胃下垂などで太りにくい体質ならば、「中気下陥」状態の可能性があります。
これは、内蔵などを本来あるべき場所に留めらられず下がってしまう体質のこと。
下痢や痔といったトラブルが出やすく、大切な胎児をしっかり子宮内に留める力が弱ります。
この状態では、胃腸(漢方では脾といいます)は正しい働きができません。そうなると「気血」が不足し、体調もイマイチになり、婦人科のさまざまなトラブルを招く原因となってしまうのです。


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