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ショート法とは? 生殖医療用語をドクターが解説 !!

コラム 不妊治療

ショート法とは? 生殖医療用語をドクターが解説 !!

治療で使われる用語をドクターにわかりやすく解説いただきました。

2019.8.21

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※2019年8月24日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.43 2019 Autumn」の記事です。


ショート法


ロング法と同様に早発のLHサージを回避する目的でGnRHアゴニストを用いた卵巣刺激法で、使用開始の時期と期間が異なります。
GnRHアゴニストは脳下垂体に働いて、FSHやLHの分泌を促します。使用開始するとまずフレアアップというFSH、LHの分泌増加が起こります。これを利用して卵胞を発育させるのが、ショート法の特徴です。よって、月経開始後1~2日から使い始めます。
続けて使用していくと、2~3週間で下垂体がこの薬に応答しなくなり(ダウンレギュレーション)、FSH、LHの分泌が抑制されます。これにより、採卵前にLHサージが起こることを抑えるのです。
ロング法よりも治療期間が短く、薬の使用量が少ない分、費用は抑えられます。しかし、採卵日の調整がロング法よりも難しいといわれます。
一般に卵巣機能が低下している場合、年齢が高めの方に適しているといわれますが、AMHやFSHのデータ、目的により適切な刺激法が選択されます。


お話を伺った先生のご紹介

藤野 剛 先生(ときわ台レディースクリニック)


帝京大学医学部卒業、帝京大学医学部産婦人科入局。焼津市立総合病院、帝京大学医学部付属病院、大川病院を経て2008年9月ときわ台レディースクリニック開業。一般婦人科にも対応し、地域に根差した診療を心がけています。


≫ ときわ台レディースクリニック

出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.43 2019 Autumn
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