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【Q&A】 移植に関して-浅田先生

専門医Q&A 不妊治療

【Q&A】 移植に関して-浅田先生

4月に移植予定。ホルモン補充周期の移植について、浅田レディースクリニックの浅田義正先生にお答えいただきました。

2020.4.12

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相談者:エルさん(36歳)



移植に関して
移植に関して相談させて下さい。
2月下旬に採卵をしました、OHSSだった為移植は4月になるそうです。2回目の生理が来てから移植との事です。
4月に生理が来たら、初日からプレマリンを1日食後に3回飲むそうです。プレマリンを飲んで12日から14日に受診してくださいと言われましたが、移植周期は排卵日は気にしなくていいのでしょうか?
私は10日か11日くらいに排卵することが多いです。
移植には自然周期とホルモン周期があるみたいですが、プレマリンはホルモン周期に当たるのでしょうか?
採卵してから7日目で生理がきてしまいました。こんな早く来ても大丈夫なのでしょうか?



浅田先生からの回答




AMHが1.5というのは、年齢的には確かに少々低いですが、測り直すとこれよりも高い値が出るかもしれません。“体外受精は全滅、顕微授精は10個凍結した”とありますので、少なくとも普通の媒精ができる卵子もあったということです。そして、この10個の倍くらいの卵子が採れ、しかもその後OHSSだったことを考えると、それほど卵巣予備能が低いとは思えません。

質問内容を拝見し、それぞれの施設で治療法が随分異なるものだと感じています。これからプレマリンを服用し胚移植をしていくとのことですが、これはもちろんホルモン周期での融解胚移植を意味していると思われます。ただ、施設や医師ごとにホルモン剤の種類や使い方は大きく異なり、私はホルモン周期であっても、プレマリンを融解胚移植に使用しません。またOHSSについても、アンタゴニスト法でGnRHトリガーという方法を用いれば、卵子が40個や50個、たとえそれ以上であってもOHSSは発症しません。卵巣刺激においても、その方法は様々です。

採卵後7日目に生理が来たとのことですが、採卵後にホルモン剤を何も使用しなければ、1週間ほどで生理になってしまいます。当院ではこうなるのを避けるため、採卵後はホルモン剤を処方して約2週間後に生理が来るよう調整し、そのまま次の融解胚移植へと進んでいます。


 



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お話を伺った先生のご紹介

浅田 義正 先生


名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の勝川、名古屋駅前のほか、昨年5月には東京・品川駅前にもクリニックを開院。

≫ 浅田レディースクリニック

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