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体質改善しようと 漢方薬を服用し 肝機能が悪化 もう一度チャレンジ しようか迷っています

コラム 不妊治療

体質改善しようと 漢方薬を服用し 肝機能が悪化 もう一度チャレンジ しようか迷っています

2013漢方

2015.4.17

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相談者

みーみと皐月 さん(39歳)


今までに2度流産を経験しています。体質改善しようと漢方薬を内服したのですが、肝機能が悪化しました。漢方薬は
私の体に合っていないのでしょうか? それともその薬だけが合わなかったのでしょうか? もう一度チャレンジしてみたいのですが、やめた方がいいのか迷っています。
○ 体温の上下変動が激しい
○ いつ排卵したかわかりにくい
○ 月経血の量が少なく期間が短い
○ のどが渇きやすく、肌が乾燥しやすい
○ 足腰のだるさや冷えを感じる
○ 今までに排卵誘発剤などホルモン療法を行っていた




体質改善に漢方は効果的。漢方に詳しい病院や薬局で経過をチェックしながら服用する


やっとたどり着いた妊娠が、残念な結果に終わってしまいましたが、2回も妊娠されていますので、充分妊娠力はあると思われます。きっと受精卵の生命力不足が原因でしょう。みーみと皐月さんの希望を叶えるためには、体質改善が先決問題だと思います。


子宝を授かるには夫婦の総合力と愛が不可欠「母活」「父活」でしっかりした体作りを


着床した卵がどんどん成長していくためには、受精時の卵子と精子のパワーが大きく影響すると言われています。とくに最近は、精子のエネルギーが重要視される傾向にあります。生命力あふれる「精子」と「卵子」、そして受精卵がすくすく育つ子宮、さらに出産後の母体力を高めたいものです。よく「妊活」といいますが、そのためには「母活」「父活」をして、しっかりした体作りを行いたいですね。子宝を授かるには、夫婦の総合力と愛が不可欠です。
「月経不順」「妊娠力」「安胎薬」「つわりと妊娠悪阻」「微弱陣痛症」「産後のトラブル」など、漢方はそれぞれの症状にきめ細やかな対応をしていきます。


漢方で肝機能が悪くなるのは希なことだが同一の漢方薬の処方は避けて


最終目的は元気な赤ちゃんをみーみと皐月さんが抱くこと。そのためにも、漢方でしっかりとした体質改善が必要です。体質改善には漢方薬が効果的です。漢方で肝機能が悪くなったこともあり不安を感じているようですが、それは非常に稀なことだと思います。長期服用されたのでしょうか? 食べ物でもアレルギーや肝機能障害がおこっ
たりすることもあります。といっても、同一の漢方薬の処方は避ける。そして漢方に詳しい病院や薬局に行って、経過をチェックしながら服用するのが望ましいと思います。処方名が違っても同一生薬が入っている可能性があるので、漢方に詳しい病院や薬局を選ぶことが重要です。ストレスを抱えながらの治療は大変だと思いますが、いま一度、生活養生、食生活を見直しながら漢方で体質改善をすることで夢は叶うと思います。漢方薬以外でも妊娠力を上げることは可能です。専門の機関にご相談ください。




野口 藤子先生


京都薬科大(天然物教室)卒業し大阪大学病院に勤務。関西系統中医学、八蒙会、微小循環研究会にて研鑚。不妊症、耳鳴り、生活習慣病、統合医療相談などを専門としている。ママサポート認定薬剤師。




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