HOME > 女性の健康 > その他 > 異常受精について
HOME > 女性の健康 > その他 > 異常受精について

異常受精について

専門医Q&A 女性の健康

異常受精について

2011.7.11

あとで読む

ともさん(38歳)

結婚8年目、現在38歳後半の夫婦です。
宜しくお願いします。

主人が「中度の乏精子症」と診断され、自然妊娠は難しいとのことで、
今年5月に顕微授精をしました。
採卵は5月ですが、卵巣が腫れた為に1周期おいてからの胚移植となりました。胚移植は7月4日です。

採卵では17個の卵子が採取できたのですが、17個中3個が未熟卵、
残りの14個中12個が異常受精で卵子の染色体の1つが細胞質から飛び出さなかった為、多核受精となりました。

受精が成功した残り2個の受精卵も1つは染色体異常で使えず、結局1つだけ残ったグレード3bの9分割の受精卵を戻しました。
今日は胚移植後8日目ですが、フライングで試した妊娠検査薬が陰性になったので、かなりの不安と半ば諦め気味になっています。

顕微授精での受精率は7~8割だと聞いていたのに、ほとんどが異常受精に終わってしまいました。
主人の乏精子症だけではなく、私の卵子にも問題があり、今まで妊娠に至らなかったという事でしょうか?
多核受精は卵子の老化が要因になっていると聞きましたが、何か改善できる術はありますか?

通院している病院からは、次は良い卵子が採れることもあると言ってもらえましたが、希望的観測に過ぎません。
とても親身になって診察して頂いていますが、他院の先生方の意見も参考にしたいので投稿しました。

今後、治療を続けるにも次も異常受精ばかりで終わってしまうんじゃないかという恐怖心でいっぱいです。
私たち夫婦では自然妊娠は勿論、顕微授精をしても妊娠する確率は低いのでしょうか?

体外受精では、顕微授精、凍結などで治療費も膨らみ、今後も治療を続けていくか物凄く悩んでいます。

どうか宜しくお願いします。


お話を伺った先生のご紹介

藤野祐司 先生 (なかむらレディースクリニック)


1979年
大阪市立大学医学部卒業

1985年
大阪市立大学医学部大学院医学研究科外科系修了
     新千里病院(現済生会千里病院)産婦人科勤務
1988年
大阪市立大学医学部産科婦人科学教室助手

1989~1990年
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)留学

1993年
大阪市立大学医学部産科婦人科学教室講師

1997年
藤野婦人科クリニック院長・大阪市立大学医学部非常勤講師


医学博士 日本産科婦人科学会専門医
     日本生殖医学会生殖医療指導医

日本産科婦人科学会会員・日本生殖医学会評議員・日本受精着床学会評議員
アメリカ生殖医学会会員・ヨーロッパヒト生殖医学会会員



≫ なかむらレディースクリニック

顕微授精で正常受精率が低いとのことですが、
卵子の質に問題があるかも知れませんが、
最近、自己抗体が高い方に異常受精(多核卵)多いと
発表されていた先生がいらっしゃいました。
一度、自己抗体を測定し ていただいたら如何ですか。


あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top