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婦人病・免疫疾患を 抱えていますが、子宮環境を良くするために効果的なものは?

婦人病・免疫疾患を 抱えていますが、子宮環境を良くするために効果的なものは?

婦人病・免疫疾患を 抱えていますが、子宮環境を良くするために効果的なものは?

2013.6.25

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相談者
春薫さん(40歳)■ 高プロラクチン血症、抗核抗体値が高い、筋腫持ちなので薬を服用しながら不妊治療を行っていますが、良い結果につながりません。卵子の老化なども気になります。子宮環境を良くするために効果的なものはありますか?



漢方薬を服用しながら、よく休みよく動くというメリハリのある生活を送りましょう


婦人病・免疫疾患を抱えて不妊治療しているが結果に結びつかない春薫さん。東洋医学的に子宮環境を良くして幸運を引き寄せたいのですね。漢方では体内を「気血水」で満たし、スムーズにめぐっているのを健康と考えます。


気滞と瘀血が原因で体内の流れをとどこおらせ、さまざまな症状を引きおこす


気のとどこおり(気滞)からおこる症状は、高温期中の下落、PMS(精神不安・食欲不安定・便秘・腹部脹満)、HPRL(高プロラクチン血症)、胸の張りです。血のとどこおり(血瘀)は、低温期に体温が下がらない・その後上昇、月経痛、婦人病各種、着床障害、のぼせ。水のとどこおり(痰飲)は、腰がだるい、浮腫みなどです。免疫疾患と卵巣嚢腫・子宮内ポリープは痰飲の絡むことが多いようです。「気血水」が体に不足している場合を虚証といいますが、春薫さんは血虚証と腎虚証が見られます。月経量が少ない、めまい・立ちくらみが血虚証で、基礎体温で温度差が少ない、足腰のだるさや冷えなどが腎虚証です。これらから気滞と瘀血が原因のようです。体内の流れが良くないことがわかったのではないでしょうか。


規則正しい生活をした上で無理のない運動を持続していくことが大切


もちろん流れが悪くなるのは、それなりの理由があるのです。理由はいくつかありますが、春薫さんの場合は体内の虚に乗じて、外因(風・寒・湿)、内因(ストレス)、食毒などの病因が入ってきています。これは体の弱り、すなわち体のウロに病因が入って、めぐりをとどこおらせ、偏った体質を形成するのです。体内の過剰な部分、不足している部分が複雑に絡み合った場合の養生法ですが、体内のめぐりの悪さは年齢や体力不足からきているので、規則正しい生活をした上で無理のない運動を持続していくことが大切です。よく休みよく動くというメリハリのある生活が求められます。漢方薬の得意分野は補うことです。春薫さんには栄養をつける補血薬と体をイキイキさせる補腎薬がおすすめ。その上で血をサラサラにする駆瘀血薬、気のめぐりを良くする理気薬や疏肝薬が効果的だと思います。



鈴木 康弘 先生
漢方薬業界に属して20 年。千葉県松戸市厚養堂薬局、田村稲生先生を師事し、平成11年医薬品免許:薬種商販売業を取得。静岡県浜松市にて漢方薬専門店を開業し7年目を迎える。正しい漢方薬の普及を心がけ、日々相談力を磨いている。




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