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【働く女性をサポート】気軽に健康相談ができる カフェのようなクリニック

コラム 不妊治療

【働く女性をサポート】気軽に健康相談ができる カフェのようなクリニック

働く女性が就業中も行きやすい都心に位置し、まるでカフェのような居心地の良いクリニック。どのようなコンセプトで開設されたのか、佐藤雄一先生に伺いました。

2019.6.22

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※2019年5月24日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.42 2019 Summer」の記事です。


お話を伺った先生のご紹介

佐藤 雄一 先生(フィーカレディースクリニック理事長)


医学博士・産婦人科専門医・日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医・日本生殖医学会生殖医療専門医。佐藤病院院長・高崎ARTクリニック・Fika Ladies' Clinic理事長を務める。専門分野だけでなく、栄養学や抗加齢医学などの知識も深く、患者さんにも積極的に生活習慣の改善を指導。

≫ 産科婦人科 舘出張 佐藤病院

女性が気軽に行きやすい居心地のよいクリニックに


クリニック名の「FIKA(フィーカ)」は、スウェーデン語で「コーヒーブレイク」という意味。仕事の合間にひと息つくような、そんな感覚で気軽に来院していただきたいとの思いで名付けました。
群馬県(高崎市・佐藤病院)で長年周産期医療や不妊治療に携わってきた経験から、「若いうちからの健康管理が大切」ということを痛切に感じます。月経不順、PMS(月経前症候群)、月経痛、無月経などを放っておいたがために、いざ「子どもが欲しい」という時に思うように授からないというケースも多々あります。無理なダイエットや不規則な食生活で栄養が不足していたり、健康診断を疎かにして病気を見逃したり、ワクチン接種で防げる疾患を予防できていなかったりすることもあり、「もっと女性にとって行きやすいクリニックが必要」と考えたのです。
女性が社会進出するようになって久しく、「男性同様に働いて当然」という社会背景があり、病気とは言い難い冷え性や月経痛、PMSなどでは仕事を休めない風潮がありますが、体調が悪ければ仕事の効率が落ちるのも明らかで、雇い主である企業にとっても大きな損失です。女性に気持ちよく、万全な体調で働いてもらうためには、企業のサポートも欠かせません。当院が目指すのは、「ちょっと体調が悪いので行ってきます」と、学校の休み時間に訪れられる“保健室”のようなクリニックです。そのために、多くの企業が集まる日本橋に開院し、賛同を募っています。


診療内容
一般婦人科診療、プレコンセプションケア、婦人科ドック、身体チェック、婦人科超音波検査、子宮がん検診(東京都中央区)、性感染症チェック、AMH(卵巣年齢)診断、栄養解析、アスリートチェック、ブライダルチェック、妊活サポート、ワクチン各種、避妊相談、生理周期の調整、点滴・注射(プラセンタ、ニンニク、花粉症対策、超高濃度ビタミンC、マイヤーズカクテル、グルタチオン)など

病気ではないトラブルも見逃さずに今のうちに改善


当院は一般的な婦人科診療はもちろんのこと、将来に向けた体づくりのプレコンセプションケアや、ブライダルチェック、婦人科ドック、骨密度などの測定や栄養相談などのほか、プラセンタ、ニンニク、ビタミンC注射や、花粉症対策注射なども用意しています。インフルエンザや風疹、子宮頸がんの予防接種も可能です。「なんだかダルい」、「肌荒れが気になる」といった、病気というほどではない症状でも、気軽に来院してください。その原因が検査によって、鉄分不足やビタミンC不足とわかれば、症状とともに気持ちもスッキリすることでしょう。「来週、同窓会があるのでプラセンタ注射を」、「今週は頑張りたいのでニンニク注射を」と、エステに行くような感覚でも利用してください。もちろん、ご相談だけでもけっこうです。
わざわざ「病院に行く」って、ハードルが高いですよね。特に女性は、「月経痛は毎月のことだから、市販の鎮痛剤を飲んでやり過ごそう」、「冷えは病気ではないだろうから、厚着してしのごう」などと我慢しがち。でも、もしかしたら現在抱えているトラブルが、今後の健康に影響することも。近い将来に妊娠・出産を考えているなら、なおのこと“今のうち”の改善が大切なのです。




H30年12月21日のSDGsアワード授賞式にて
※SDGsとは→https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html


“今”の健康維持こそが、“将来”の不妊を防ぐ


高崎市の本院では、毎年地域ぐるみのマラソン大会などを主宰し、子宮がん検診バスの中で参加者に気軽に検診を受けていただいています。試合で最高のパフォーマンスが発揮できるよう、女性アスリートのサポートも行っています。さらに、今回の企業も巻き込んだ女性支援クリニックの開設など、これまでの取り組みを評価していただき、昨年政府から「女性が健康である社会づくりに、女性の生涯にわたる専門病院として貢献している」として、「SDGs※アワード」を受賞いたしました。
しかし、やはり最も大切なのは女性の意識そのものです。少しの不調も見逃さず、我慢せず、気軽に相談できるクリニックを身近に見つけることが健康維持の第一歩。こちらからはさらに多くの企業に声をかけ、“保健室”のようにお気軽にご利用いただけるよう努めます。
女性には妊娠に適した年齢にリミットがあり、またそれがキャリアアップの年齢と重なることもあります。どのような人生を歩むかは個人の自由ですが、閉経までずっと生理がつきまとうのが女性の体。自身の体ときちんと向き合い、快適に過ごしてください。


出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.42 2019 Summer
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