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サプリや食事改善……。自然妊娠を導いてくれた健康な体づくり【プレセンタ入りサプリ】

コラム 不妊治療

サプリや食事改善……。自然妊娠を導いてくれた健康な体づくり【プレセンタ入りサプリ】

卵巣予備能を表すAMH値がほぼゼロという厳しい現実。
治療に挫折しながらも、赤ちゃんが来てくれることを信じ、
サプリや体質改善を続けて、ついに自然妊娠を叶えた
Mさん(35歳)の体験談を紹介します。

2019.7.12

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※2019年5月24日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.42 2019 Summer」の記事です。


新婚当初から自己でも病院でも積極的に妊活!


Mさんがご主人と結婚したのは31歳の時。派遣された仕事先でご主人が一目ぼれ。出会ったその年に入籍というスピード結婚でした。ご主人の年齢がMさんより一回り上ということもあり、お二人とも「すぐに赤ちゃんが欲しい」と望み、新婚当初から自己タイミングをとって、積極的に妊活に励んでいたとか。
「でも、新生活や仕事で多忙だったせいか、私の体調がおかしくなって、突然、不正出血を起こしたんです。すぐに近所の婦人科へ行って診察を受けました」
検査結果に異常はなく、先生からは「ストレスでホルモンのバランスが崩れたのでは」といわれたそうです。せっかく婦人科を受診したので、Mさんはそこでタイミング療法を始め、4回挑戦しましたが、結果は出ませんでした。
人工授精に消極的な先生に不信を抱き、32歳の時に地域に1軒だけあった不妊治療専門施設に転院。Mさんは、そこで驚きの事実を知ることになります。


AMHの値がほぼゼロ。医師にもさじを投げられて


「卵巣の予備能がわかるAMHの値を測ったら1以下、0.5あるかないかの低値だったんです。40代後半の数値と知ってショックを受けました。いきなり過酷な現実をつきつけられて、私も主人も“残された時間で頑張るしかないね”と思うしかありませんでした」
ほかのホルモン値は基準値に若干届かない程度だったので、薬で調整しながら人工授精に3回トライ。AMHは低いけれど、人工授精ができるのならまだ大丈夫と、つらい状況のなか、Mさんはまだ一縷の希望を抱いていました。
「結局、妊娠はしませんでした。人工授精の前にもう一度AMH値を測ったのですが、その時は1回目の検査よりさらに低く、ほぼゼロという数値。閉経に近い状態で、先生からは“当院で治療するより、他の施設に行ったほうがいいかもしれません”といわれてしまって……。検査結果に加え、先生からさじを投げられたというショックで、その日は大泣きしながら家に帰りました」
一度は絶望したMさんですが、「まだ体外受精にトライしていない。ステップアップすれば妊娠できるかも」と気持ちを切り替え、治療についての知識や自分と同じく低AMHで妊娠した人のブログを読みまくるなど、現実を見据えながら不妊について猛勉強。
他県で評判のよい専門クリニックを選び、片道3時間かけて通いながら、最後のチャンスである体外受精に臨む覚悟を決めます。
「2回目の転院は2018年の4月。34歳になる頃でした。先生の説明はとても丁寧でわかりやすく、“確かに卵巣機能は低下しているけれど、それをどう妊娠につなげられるか、治療しながら探っていきましょう”と心強い言葉をもらい、また頑張る気持ちになったんです」


治療中止後もサプリは継続。信じる気持ちが妊娠へと結実


治療だけでなく、その頃からMさんが力を入れたのは体質改善。もともと虚弱体質で、低体温に低血圧。ひどい便秘にやせぎみで冷え性もひどく、卵巣機能がよくないせいか生理の状態も悪くて、子宮内膜も薄かったといいます。
改善するために1日卵6個を食べるなど、たんぱく質を多めに摂る食事に加え、鍼灸、漢方薬、骨盤のゆがみを矯正して血流をよくする整体など、健康な体づくりにも努めました。
「もっと何かできないかなと思っていた時、転院したクリニックで推奨されていたプラセンタ入りのサプリに目が留まりました。インターネットでも詳しく調べると、1つで妊娠に必要な栄養素が摂れるし、私のように卵巣機能が低下したケースの改善も望める。飲んでいる方の体験談も読んで、“これだ”とピンときて、飲み始めたんです」
治療は、卵巣機能が低下しているということで低刺激による採卵を開始。卵子は採れても2個か3個。それでも先生からの「1個でも採れれば妊娠の可能性は十分あります」という言葉を支えに、希望は捨てませんでした。
しかし、1回目の体外受精では受精ゼロ、2回目の顕微授精では2個受精したものの、どちらも途中で胚の成長が止まってしまい、移植はキャンセル。
「人の手を加えたところで、劇的に変わるわけではないんだ。もう妊娠は無理かも……と、その時は私も主人も本当に落ち込んでしまって、治療をしばらく止めることにしたんです」
つらい選択でしたが、「頑張らなくちゃ」というストレス、時間や経済的な縛りが解けて、気持ちは楽になったとか。ピリピリしていた空気もなくなり、ご主人とも新婚当初のように仲良くなって、自己タイミングをとりながらの夫婦生活も続けるようになりました。
「子づくりを諦めるのではなく、頭の隅には希望をもちつつという状態。妊娠のためというより、自分の健康のためと考えて食事改善もサプリも続けていました。また、時々、森三中の大島さんがやっていた、夜空に向かって“ママはここだよ”と手を振る神頼みもしていましたね(笑)」
治療を止めて2カ月後、Mさんはこれまでにない胸が張るような症状を感じました。「まさか、でも、もしかして自然妊娠?」と半信半疑で妊娠検査薬を使ってみると、うっすら陽性の反応が。
「病院へ行くのは少し我慢して、1週間経った頃、不正出血が。慌てて病院へ行って産科の先生に診察してもらったら、エコーで胎のうが確認できたんです。もう嬉しくて、信じられませんでした」
初期流産の心配も乗り越え、その後、赤ちゃんは順調に育ち、今、妊娠8カ月。
「私と同じように卵巣の機能が低下している人でも諦めないでほしいと思いますね。“たった1個でも妊娠の可能性はある”という言葉を信じ、その1個の卵子の質を上げるために続けたサプリや体質改善が結果につながったのだと思っています」


出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.42 2019 Summer
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