出産も計画的に!【バースプラン】をたてるための6つのポイント!
コラム 妊娠・出産
バースプランをたてる妊婦さんが増えている!
最近、バースプランという言葉をよく耳にします。
しかし、言葉自体聞いたことはあっても、なかなかどのようなものかイメージが湧かない、という方も多いのではないでしょうか。バースプランとは、妊婦さんが出来るだけ望みどおりのお産が出来るよう、前もって作成しておく「出産のときの具体的な計画や要望書」のことを指す言葉です。
現代において、一人の女性が人生の中で経験する出産の数は非常に限られています。一生に何度もない大切な機会だからこそ、心から満足できるようなお産にしたい、というのは妊婦さん共通の願いでしょう。
みんなは何を求めてる?バースプランの具体例が知りたい!
望む出産のかたちはまさに十人十色、妊婦さんが百人いれば百種類の理想があると思います。もちろん、身体的な諸条件や妊婦さん、赤ちゃんの状態にもよりますが、施設により可能な選択肢としては以下のようなものがあります。
[1]分娩方法
経膣分娩と帝王切開がありますが、ほとんどは妊娠の状態などによって医師の判断になります。
[2]分娩時の痛みへの対処
痛みどめの麻酔を使わない分娩を希望するか、あるいは痛みを減らしたり(和痛分娩)、痛みを感じないことを目指す分娩(無痛分娩)を希望するかです。
[3]分娩の場所
病院、もしくは助産師さんにきてもらう自宅分娩があります。
また、病院の場合でも、陣痛室と分娩室が分かれているところと、陣痛から産後の回復まで部屋を移動せずに行える部屋(LDRと呼ばれます)を備えているところがあります。
[4]分娩時の姿勢
仰向けの普通分娩、あるいは座位での分娩や水中での分娩などがあります。
[5]入院する部屋の種類
個室か大部屋か、母子同室か否かなど。また、施設により上の子や御主人が寝泊り可能な部屋もあります。
[6]その他特別な希望
ラマーズ法などの呼吸法の利用、アロマテラピーの利用、家族の立会いなど。また、会陰切開は出来ればしてほしくないといった希望もここに含まれます。出産の際にお祝い膳などの特別食を出してくれるところもあります。
もちろん、妊婦さんと赤ちゃんが無事、出産という大仕事を終えることが大前提ですので、医学的な理由により思い通りにならないことは想定しておかなくてはなりません。
妊娠したら余裕のある時期に、パートナーと共に理想のお産をイメージし、それが施設・設備的に可能な産院を選んで、担当医と話し合っておくことも大切ですね。
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