産後のむくみに悩んでいませんか?産後は体内の水分バランスが崩れやすく、むくみが現れやすくなります。ここでは、産後にむくみやすい原因・メカニズムと、気になるむくみをスッキリさせる手軽な6つの解消法を紹介します。
産後の体は水分バランスが崩れやすい
産後のむくみは、体内の水分バランスが崩れることが原因のひとつです。妊娠すると、胎児の成長や出産の準備のために、血液が通常の約1.5倍に増えるといわれています。そして、分娩時には多くの血液や羊水が体外に流れ出して水分バランスが崩れます。すると、体は失われた水分を補おうとして必要以上に水分を溜め込もうとするため、むくみを生じさせると考えられています。
また、産後は授乳によって水分不足になりやすいことからも、水分を溜め込み、運動不足や睡眠不足も、水分や老廃物の代謝力を低下させ、むくみが悪化します。
このように、産後は色々な要因でむくみが現れやすい時期といえます。
手軽に実践できる!産後のむくみの解消法
産後のむくみは一時的なものが多いですが、放置すると回復しにくくなるおそれもあります。手軽に実践できる解消法を6つご紹介しましょう。
① 塩分を控える
体内に塩分が増えると、塩分濃度を下げようと、水分が溜まりやすくなります。普段の食事は減塩を心がけ、塩分の多いスナック菓子やインスタント食品の摂取は控えましょう。
② カリウムを摂取する
カリウムには余分な塩分を尿と一緒に排出する働きがあります。さつまいも・ほうれん草・納豆・バナナ・アボカド・ひじきなどカリウムが豊富な食品を摂取するとむくみを解消しやすくなります。
③ 産じょく体操を取り入れる
産後は体が回復するまで運動やエクササイズは控えた方が良いですが、産じょく体操は体への負担が少ないため、産後に滞りがちな血流やリンパの流れの促進にお勧めです。体が回復してきたら、軽い散歩やストレッチを少しずつ取り入れましょう。
④ 着圧ソックスを履く
むくみ対策用の着圧ソックスを利用すると、血流やリンパの流れが改善され、水分や老廃物の排出を促してくれます。
⑤ 足を高くして寝る
寝る時は10~15㎝高くすると、足に溜まった水分や老廃物が流れやすくなります。クッションや丸めたタオルケットを活用しましょう。
⑥ 足湯
産後、湯船に浸かれない場合は、洗面器に熱めのお湯を張って足首まで浸かりましょう。約10分浸かると血流やリンパの流れが促進されてめぐりが良くなります。
<まとめ>
産後は体内の水分バランスが崩れやすく、むくみが生じやすくなります。産後のむくみを解消するには、食生活では塩分を控え、カリウムを含む食品を積極的に摂取することがお勧めです。また、血流やリンパの流れを促進するために、産じょく体操や着圧ソックス、足湯などを取り入れると改善効果が高まるでしょう。
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